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野田代表、子どもの姓「家族で決めればいい」⇒専門家「子の名字、もめる原因に」「選択だから、という発想が間違い」




立憲民主党の野田佳彦代表は、選択的夫婦別姓について、子どもの姓について「家族で決めればいいことで、政府が決めることではない」とコメント。

立民の野田佳彦代表は、法相の諮問機関である法制審議会が平成8年に選択的夫婦別姓制度の導入を答申したことを挙げて、「このテーマは30年越しの課題になっている。決着をつけるために(立民の西村智奈美前代表代行を起用した衆院)法務委員長も確保した」と述べた。

子供の姓の選択に関しては「きょうだいでどうのがあるが、家族で決めればいいことで、政府が決めることではない。そういうことも含めて選択的であるべきだ」と指摘した。

引用元 立民・野田氏、子供の姓「家族で決めればいい」 夫婦別姓で各党見解 首相「濃密議論を」

簡単に述べているが、揉めた場合を想定していないのだろうか?

「立憲民主党が令和4年に野党と共同で国会提出した選択的夫婦別姓の民法改正案はどのような内容だったのか。子供の姓については「出生の際に父母の協議で定める」としており、一致しない場合は「家庭裁判所は、父又は母の請求によって、協議に代わる審判をすることができる」とした」と報じられたが(参考)、親権の問題と違い、家裁が決められる問題だろうか?今回提出する法案にはどう記されているか気になる。まだ家裁に丸投げと考えているのだろうか。

家族法に詳しい長崎大の池谷和子准教授は次のように指摘。

■家族はチームとして同じ呼称に

──アンケートでは、約半数の子供が、家族が別々の名字になることに「反対」だった。

「親子別姓になり、兄弟別姓にもなるかもしれないと考えた子供が反対するのは自然なことだ。姓は単なる個人の呼び名ではなく、共同体としてのチーム名。子供が育つ環境として、家族が『個人の集団』になってはいけない。全員が助け合う一つのチームとして同じ呼称になるべきではないか」

「個人の集団でも問題はないという人がいるが、家族には損得勘定というものがない。個人は損得で物事を判断しがちになる。法的な権利義務においても、力の強い大人が子供を好きなようにできてしまう危険性も考えられる。また、これまで引き継いできた名字のつながりが消えると、世代間にある特有の時間軸も失いかねない。こうしたことを子供は直感的に分かっているのではないか」

■家庭内のもめごとは子供に悪影響

──家庭内の不和を招きかねない

「そもそも夫婦別姓にしたい人は自分の名字へのこだわりが強い傾向がある。生まれた子供にどちらの名字をつけるかは、当然もめる原因になる。夫婦間だけでなく、互いの両親も巻き込むだろうし、嫁姑の確執もひどくなる。家庭内のもめごとは子供にとって悪影響だ」

──法律上で懸念されることは

「別姓にしたけれど、やはり一緒の名字にするということも想定しないといけない。子供の姓を変更するときの問題もある。最初はお父さんの名字で生活していても、物心がついてやはりお母さんの方にしたいとなれば、本人と両親の間でもめるかもしれない。成人したら本人の意思で変更できるようにする必要も出てくる。『嫌だったら後で変更しなさい』と子供にすべての責任を負わせるような制度でもよいのだろうか」

■子供の気持ち、どうにもならない

──立憲民主党が野党と共同で国会に提出した民法改正案では、子供の姓は出生時に父母の協議で決定するとされている

「話し合って決めるとなればおそらく1人目はどちらかで、2人目はもう片方の名字で、のような決め方しかできないのではないか。そうすると、きょうだい別姓になる。きょうだいは同じ名字でいたいと子供が願っても、その気持ちはどうにもならない」

──子供や家族を巻き込むことになる

「何でもできる限り好きなように自由にするのがいい、あるいは、困っている人がいるのなら、改善したほうがいという考え方はあってもよいが、それだけで済まないケースも世の中にはある。推進派には、「選択だから嫌な人はしなくていい」「他人には迷惑をかけていない」という発想があるのだろうが、そこがそもそも間違えている」

引用元 「子の名字、もめる原因に」「選択だから、という発想が間違い」 池谷和子・長崎大准教授 ごまかしの選択的夫婦別姓議論

仰る通り。家族同姓の文化が根付いた日本で、それを変えると、どのような影響が出るかを政治家はしっかり考えるべき。まだまだ議論は残されている。

因みに海外では、夫婦別姓の場合、子どもが父性を名乗るのが大多数のようだ。法律では、子どもは夫婦どちらの姓を名乗ってもいいということになっているようだが、慣例として父性が選ばれているとのこと。海外は慣例となっているようだが、昨今、男女平等が問題視される中で、日本が新たに導入すれば、夫婦の揉め事の火種になるのは必至だ。

ネットの反応

特に反対してるわけではないけど
私も名前は個人で名字は家族を表すのかなと思ってる…
いつもは反対する人の声や、少数意見を聞けという人たちに限って、自分に対する反対派の声を受け入れない傾向がありますね。そもそも、夫婦別姓は議論すら無く、別姓が正しいという概念だけを、支持するマスコミを含めて主張されており、先日の国政選挙でも、さも賛成していない議員はおかしいとばかり報道されていました。
もともと別姓の文化圏ならともかく、そうでない文化が培われた国に無理に導入する必要があるのか疑問に感じます。
子の姓を出生時に協議するということは、子供が出生する度に紛争が起こる可能性があるということ。子供の出生が紛争のタネとは悪い冗談である。
夫婦別姓には賛成でも反対でもないが、確かに子供の姓などで揉めたり迷ったりがありそうですよね。
夫婦別姓で子供は絶対作らない夫婦なら、元々の姓で今まで通りに生活ができると思います。







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