ビザ緩和措置に「誤解ある」と主張する岩屋外相→自民党部会大荒れ!外相として大丈夫????
中国人の訪日ビザの緩和を発表した岩屋外相。その結果、身内の自民党からは批判の嵐が巻き起こっている。
岩屋外相は批判の声をなだめるためか、「一部誤解があるんだろうと思います」と語ったが火に油を注ぐ事態になっている。
自民党外交部会からここまで批判が上がる外相は珍しい。石破首相には論功行賞人事ではなく、実力のある人物を外相に就けてもらいたい。
岩屋外相の弁明が火に油を注ぐ事態に
中国人へのビザの緩和を突然発表した岩屋外相。この発表後から自民党外交部会から批判の声が上がり続けている。
その批判の声を受けて、岩屋外相は「今回の緩和措置が直ちに中国人観光客の無秩序な急増につながるものではないと考えています」と語った上で「中身についても誤解が一部にあることだと思いますし、党の了承を頂くという手続きはとってきておりませんので、そこも一部誤解があるんだろうと思います」と述べている(参考)。
(出典 首相官邸)
事態の鎮静化を図りたい岩屋外相の意図が窺えるが、火に油を注ぐ事態になった。
党で開かれた外交部会、外交調査会の合同会議で「誤解などしていない」と反発の声が上がり、岩屋外相に合同会議への出席を求める意見も出たのだ(参考)。
合同会議後、星野外交部会会長は「ビザ緩和に外交部会の了承が必要だとは思っておらず、誤解は全然していない」「この時期に緩和するのは、拙速で、バランスを欠くという意見がある」「全然誤解していないのに誤解しているという記者会見をすることには、皆、心外だ」と記者団に語った。
(出典 自民党)
確かに、我国と中国の間では多岐にわたる問題がある。拘束されている邦人の解放は言うまでもなく、喫緊の課題だ。
そうした日中間の問題を見れば、「バランスを欠く」という意見が出るのは当然だ。
ここまで外交部会から反発を受ける外相も珍しい。果たしてこのような外相の下で外交の舵取りが出来るのか。
石破首相も外交には熱意をお持ちのはずだ。それなら論功行賞人事ではなく、能力のある人物を外相に就けるべきだ。