選択的夫婦別姓、榛葉幹事長「慎重な議論が必要で、政争の具にすべきでない」子供の姓の対立「家裁が決める話でない」
選択的夫婦別姓を巡り、賛成の立場の国民民主党だが、榛葉賀津也幹事長が「慎重な議論が必要で、政争の具にすべきでない」と指摘。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は30日、産経新聞の単独インタビューに応じ、選択的夫婦別姓制度の導入について、子供の姓の扱いなどに「慎重な議論が必要で、政争の具にすべきでない」と指摘。一定の期限を区切って議論することに慎重な考えを示した。
榛葉氏は、制度の導入自体は「成人の男女が(姓を)選択できるようにすることは、党がかねてマニフェスト(政権公約)で賛成している」として、改めて賛意を示した。
ただ、「問題は子供で、親子別姓という問題はあまり議論されていない」と指摘した。「兄弟で名字が変わったり、子供が(姓を)強制されたりするようになると、子供の目線からどうなのか。家族の問題もある」とも語り、子供の扱いに関する制度設計が不十分なことに強い懸念を示した。一部野党には、夫婦で子供の姓に関する意見が対立した場合、最終的に家庭裁判所で決める案もあるが、榛葉氏は「家裁が決める話でない」とも語った。
立憲民主党は、意見が割れる自民党の状況も見据え、今国会中の関連法案成立に意欲を見せるが、榛葉氏は「政局や選挙の道具にすべきでない」とも言及。性急に結論を出すのではなく、制度設計の議論を徹底するよう求めた。「大人の論理だけでなく、子供の学びや育みを考え、慎重に議論すべきだ」とも強調した。
まさにその通り。日本の家族のあり方を左右するものなので、十分なほど慎重な議論が必要。
これについては玉木雄一郎代表も賛成の立場を示しながらも「多くの国民にかかわることであり、イデオロギーや政局的なものにせず、できるだけ幅広い合意を得る丁寧な論議が必要だ」「子供の姓をどうするのかについては慎重な議論が必要だ」と指摘している。
どうやら、国民民主は選択的夫婦別姓には賛成だが、立憲案には乗れないようだ。慎重な議論をするうえで、「旧姓使用拡大」も党内で議論・検討されてみてはいかがか。
ネットの反応
喫緊度が低い割に反対論が根強い話題を「今」期限付きで急いで処理するのは合理的ではない.
大人の都合で生まれてくる子供たちの事を考えないのは容認できない
ましてや夫婦間で揉めた際に裁判所に持ち込むなどと言う立憲案には賛成できない!
国民的な議論が必要。