
コメがマネーゲームに?異業種や外国人の買い付け競争参入が高騰の原因の一つか?
コメ不足を巡って、お米を買い占める業者の存在が要因の一つと指摘される中、異業種や外国人が買い付け競争に参入しているとのこと。
政府は備蓄米21万トンの放出を発表しました。投機的なマネーゲームも指摘されるなか、異業種や外国人が買い付け競争に参入していることが分かりました。
中略
江藤拓農水大臣
「これまでコメの取引に全く参入してこなかった方が、多数参入してきていることもだいたい分かった。このままの状態を放置すれば、これから先も主食であるコメが、マネーゲーム、投機の対象になってしまうかもしれない。これは日本にとって決してよくない」いったいどういう人たちが、コメの買い付け競争に参入しているのでしょうか。
■異業種&外国人参入 高騰か
藤平代表
「中国人が多いね。来て『コメありますか?』って。『あるよ』っていうと、『10袋20袋(600キロ)ください』と。『どうするんだよ』と聞いたら、『横浜の中華街で5キロのパッケージにして売っているんだ』と」別のコメ農家にも、転売目的の中国人がやってきたといいます。
千葉市のコメ農家
「ウチに来た人でいくと、中国系の人が数人、数回買いに来た。基本的には『あるだけ欲しい』」いずれの農家も、常連客や直売所など販売先を決めているため売りませんでした。
マネーゲームに参戦しているのは中国人だけでなく、異業種の人たちも買い付けにきたといいます。
藤平代表
「きのう来た人は人材派遣会社。コメを買ってパッケージして、小売りすると」
「(Q.人材派遣をする時に配るということ?)じゃなくて、今はコメが高いから、それで商売すると。(転売は)本当は納得いかないけど、今のご時世だとしょうがないよね」備蓄米の放出で、コメがマネーゲームとして扱われるのを防ぐことができるのでしょうか。
かつてはコメが不足したり、価格が高くなりすぎたりしないように、すべてのコメの価格や流通を政府が管理していたが、1995年11月1日に食糧法が施行され、食糧管理法(食管法)が廃止されコメ流通が自由化。これにより、農協や大手卸以外の参入が容易になった。
ネット上でも買い占めたお米の前で踊っている外国人の動画や画像などが拡散されている。
日本人の主食であるお米が投機の対象になっている可能性は極めて憂慮すべきこと。
「コメがマネーゲームとして扱われる」のが事実なら、備蓄米放出は効果があっても一時しのぎ。何か有効な対策を立てなければ、来年も再来年も繰り返される可能性がある。
ネットの反応


今記事の題名の限りでは、放出される備蓄米が投機対象となり、投機者が買い付けるのではとの誤認を生じますが、そういう意味ではありません。むしろ今件取材記事が事実ならば、以前から指摘されている「JAなどの出荷団体や500トン以上の取り扱い量がある集荷業者」以外の業者による転売目的の買い付け・滞留が、市場価格値上がりの一要因であることの裏付けになります。


ちゃんと申請し許可を得たものに限定しないとあらゆる人がやりたい放題になる。
