「戦闘モード」宣言の野田代表に党内から不満「このままでは参院選が戦えない」




「戦闘モード」を宣言した立憲民主党の野田代表だが、党内では執行部の対応に不満が広がっているという。

 2025年度予算案の衆院審議を巡り、立憲民主党内で執行部の対応に不満が広がっている。

野田佳彦代表が修正を目指して「戦闘モード」を宣言したにもかかわらず、衆院通過の段階では同党の主張がほとんど反映されなかったためだ。日本維新の会や国民民主党と比べて「主張がはっきりせず、蚊帳の外だった」(ベテラン)との厳しい指摘も出ている。

「野党第1党として予算に賛成はできない中、勝ち取ったものはある。成果も十分あった」。野田氏は7日の記者会見で、衆院審議をこう振り返った。

予算案に関し、立民は総額約3兆8000億円の修正案を提示。審議終盤には「高額療養費制度」の患者負担上限額を引き上げる政府方針の見直しに的を絞った。

野田氏はかねて、審議を引き延ばす「日程闘争」に否定的な立場を取る一方、2月21日の会見では立民との修正協議を後回しにする政府・与党を「なめんなよ」と批判。同24日の党大会で「戦闘モードに入る。国会を動かすのは議席数だ」と対決姿勢を鮮明にした。

ところが、野田氏が「勝負どころ」と見定めた同28日の衆院予算委員会は不発に終わった。自ら質問に立ち、石破茂首相に政府方針の凍結を迫ったが、引き出したのは一部の見直しのみ。維新が高校授業料無償化、国民民主が「年収103万円の壁」見直しで、それぞれ一定の成果を上げる中、立民幹部は「政府はうちに冷たい」と嘆いた。

立民は採決時の抵抗も見送った。「野党がまとまれない以上、日程闘争は無理だ」(幹部)との理由からだが、見せ場の乏しい展開に、党内から「このままでは参院選が戦えない」(関係者)との声が上がった。

高額療養費制度は、予算案の審議が参院に移ったタイミングで、首相が上限引き上げの見送りを表明した。ただ、あくまで患者団体との面会を踏まえた決断との演出に、立民側からは「衆院審議で表明してくれれば良かったのに」(幹部)との恨み節が漏れる。

「遅過ぎる。これは英断ではなく優柔不断だ」。野田氏は7日、東京都内の街頭演説でこう皮肉るのが精いっぱいだった。

引用元 衆院攻防尻すぼみ、立民内に不満 野田代表「戦闘モード」不発

高額療養費制度についてよりも、選択的夫婦別姓と紙の保険証の使用継続のイメージが強すぎたからではないか。維新と国民民主が国民の生活に直結する政策を与党と協議する中、立憲が前面に押し出していた政策がこれでは埋没するのも必然。

ネットの反応

今国民が求めているのは、物価高対策に効果がある消費税減税がベストの政策だと思う。消費税は、全額社会保障に使うの嘘がばれているのにまだ増税に前向きでは空気を読めない立憲の支持は伸びないのは確実だと思う。
立憲民主党は増税路線とのイメージが強く,しかも政党支持率から見ても不人気振りが分かります。
立憲内部では今の国民世論が何を求め、何を是正しなければならないかを理解していない議員が多いと思う。
野党第一党でありながら、過去の民主党時代から野田代表は増税賛成派のイメージが強すぎる。国民民主党が減税で頑張っているのに、立憲が何をしようとしているのか何も国民に届かないでしょう。いつも曖昧です。
選挙の段階から取り立てて公約も言わずに自民ヘイトだけで図体だけ大きくなってしまった。







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