
公明党議員が国民民主党のチラシに「節操なくないですか?」と大苦言!!
通常国会序盤で多くの注目を集めた国民民主党。手取りを増やすとの主張が見事に国民にウケた。
そんな国民民主党が与党との協議で稚拙な対応、交渉力の無さを露呈することになった。だが、そんなのお構いしなのが国民民主党だ。
あたかも自らの手柄のように、103万円の壁引き上げについてチラシに掲載している。
この国民民主党の姿勢に呆れかえっているのが与党・公明党の議員だ。“節操がない”と苦言を呈している。
他人が汗をかいても、手柄は自分のもの。そんな呆れた姿勢が国民民主党のチラシからは窺える。
国民民主党のチラシに呆れる公明党議員
一定の存在感を示すことには成功した国民民主党。そんな国民民主党が制作したチラシが物議を醸している。
その問題のチラシがこれだ。
#手取りを増やす#国民民主党 pic.twitter.com/Farlf3ewS4
— 玉木雄一郎(国民民主党) (@tamakiyuichiro) March 25, 2025
夏の参院選に向けて成果をアピールするのに懸命なのだ。しかし、だ。このチラシについて公明党議員がXで苦言を呈している。
【ちょっと待った】
「年収の壁を178万に引き上げる」と確かに仰いましたが、その後の3党協議での与党(公明)案(1.2兆円減税)について、「受け入れられない」と言って反対。国民民主と自民の間に入って汗をかいた公明をさしおき、「1.2兆の減税を実現した」というのはあまりに節操なくないですか? https://t.co/25Q2JLVY7R— 新妻 ひでき (@h_niizuma) March 25, 2025
確かに、だ。公明党の新妻さんが言う通りだ。成果としてチラシに掲載されている103万円の壁については、確かに国民民主党が与党に持ち掛けたものだ。
だが、言うだけ言って怒り、退席するなど報道を見る限り、まともな協議を行っていない。
自民、公明、国民民主3党の税制調査会長は17日、所得税の非課税枠「年収103万円の壁」をめぐり国会内で協議した。国民民主の古川元久税調会長らは自公から新たな提案がなかったとして10分ほどで退出した。記者団に「協議は打ち切りだ」と述べた。
(出典 衆議院)
この国民民主党が稚拙な対応を見せた一方で、複数の具体案を示し、協議再開の調整をしたのは公明党なのだ。(参考)
このような流れを考えれば、新妻さんがあえてXで苦言を呈したのも理解できる。
言うだけ言って、ろくに協議もしなかった国民民主党が成果として記載していいものではない。
新妻さんの言うように、節操がない国民民主党。このような姿勢では集まった期待も次第に萎むのは容易に想像がつく。