
石破首相、戦後80年の首相談話を麻生氏の助言で見送るも、先の大戦の検証は行い、所感も公表する方向⇒ネット「余計なことをするのはやめてほしい」
戦後80年の首相談話に意欲を示していた石破首相だが、麻生最高顧問の助言で見送った。
石破茂首相は戦後80年の首相談話を見送る方針を固めた。一方で、先の大戦の検証は行い、所感も公表する方向だ。「戦後レジームからの脱却には検証が必要」というのが首相の持論だからだ。だが、有識者は「いかなる形でも新たな検証は外交上のリスクとなりうる」と指摘する。
「正しい判断だ。唯我独尊で談話を出しても孤立するだけだ」。自民閣僚経験者は見送りに安堵の表情を浮かべた。
首相談話を巡り、首相は1月のシンポジウムで「いまを逃して、戦争を検証することはできないだろう」と発言。側近の間では談話発出を容認する意見もあったが、党内保守派が一斉に反発し、新たな火種となりかけていた。事態を重く見た一人が麻生太郎党最高顧問だった。
「絶対に出すべきではない。安倍晋三(元首相)氏がどれだけ苦労したか分かっているのか」。関係者によると、麻生氏は首相に戦後70年談話は安倍氏が半年ほどかけて準備したと伝え、外交上も影響が大きいと説いた。首相は「そこまでされていたのですか」と漏らしたという。その後、首相は徐々に後退し、最近は周囲に「談話にはこだわっていない」と語るようになった。
ただ、首相は戦後の自衛権が限定されている現状への問題意識は強く、「日本の自主独立のためには先の大戦の敗戦は検証が不可欠だ」との強い思いを持つ。「戦前の軍部に対する文民統制が機能せず、不幸な戦争に国民を突入させた」との認識が強く、今回の検証では先の大戦における戦争当事国への言及を控え、かつての軍部の暴走に焦点を当てる考えだ。
ただ、70年談話の起草に携わった麗澤大の八木秀次教授(憲法学)は「70年談話で謝罪外交に区切りが付いた」とした上で、「いかなる形式でも首相が新たに『戦争検証』するのは、対米、対中関係の外交戦略上の観点からも非常にリスクが高い」と指摘する。
麻生氏はよくぞ助言して首相談話を引き留めてくれた。しかし、先の大戦の検証は行い、所感も公表するとのこと。何もしないでくれというのが多くの国民の願いのようだ。
ネットの反応

彼と岩屋のことだから、中国に忖度した談話を発表し、更に問題が増える可能性が高い。



