
奈良公園の鹿への暴力などの「加害行為」が禁止行為に SNSでは蹴る叩くの動画が拡散
奈良県は、奈良公園に生息する鹿への「暴力」などの「加害行為」を禁止行為として追加した。
奈良公園(奈良市)周辺に生息する国の天然記念物「奈良のシカ」が何者かに暴力を振るわれる動画がSNSで拡散された問題を受けて、奈良県は県立都市公園条例の施行規則に基づく運用の一部を改正し、シカに暴行を加えるなどの加害行為を新たに奈良公園内の禁止行為に追加したことが11日、分かった。施行は今月1日付。
白いTシャツの男が蹴る動画
追加されたシカへの加害行為は「みだりに、その身体に外傷が生ずる恐れのある暴行を加え、又はその恐れのある行為をさせること及びそれに準ずる行為」と規定している。奈良のシカを巡っては、昨年7月、白いTシャツ姿の男が歩きながら蹴ったり叩(たた)いたりする動画がSNSに投稿、拡散され、非難の声が上がっていた。奈良のシカは国の天然記念物に指定されているため、殺傷すると文化財保護法違反で罰せられるが、同法で規定する程度に至らない加害行為も規制する必要性が高まった形となる。
県の担当者は産経新聞の取材に「暴行動画が拡散され、不適切行為を改めて注視する必要がある」と述べ、「文化財保護法違反に至らない不適切行為も暴行に準じる行為として禁止行為に追加した」と語った。
奈良公園では外国人観光客の増加などに伴い、シカに不用意に触ったりしてトラブルに発展するケースも相次いでおり、県警の「DJポリス」が啓発のため日本語、英語、中国語の3カ国語で呼び掛けるようになった。
元YouTuberがパトロール活動の様子をSNSに投稿し、その動画が拡散され、多くの人が外国人観光客の加害行為を認識していた。
これまでも奈良公園事務所や奈良の鹿愛護会、奈良公園のシカ相談室、鹿サポーターズクラブなどがパトロールを行っているようだ(参考)。県警もパトロールで注意喚起をしていたようだが、加害行為は無くなっていない。
尚、奈良の鹿を傷つけたり、殺したりすると、文化財保護法違反となり、5年以下の懲役または禁錮、または100万円以下の罰金が科される可能性があるとのこと(参考)。
禁止行為に追加するだけでなく、警察が協力してパトロールを強化し、取り締まる体制を整えて欲しいものだ。「傷つけたり、殺したり」すると罰則があるようだが、叩く蹴るなどの加害行為にも罰則が必要ではないか。
ネットの反応

へずまりゅうが動かなかったら何もする気無かったでしょ?

そこが重要ですね




なんでこうなったんだろうね?