
2024年度の航空自衛隊の緊急発進704回。対中国464回、対ロシア237回。部隊別では南西航空方面隊が411回で突出
防衛省が2024年度の航空自衛隊の緊急発進が704回だったと発表。
704回のうち、中国に対してが464回、ロシアに対しては237回だったという。
防衛省は2024年度の航空自衛隊の緊急発進が704回だったと発表しました。前の年度から35回増加し、高い水準で推移しています。
防衛省によりますと、704回のうち、▼中国軍機に対する緊急発進は464回、▼ロシア軍機に対しては237回で、両国の航空機に対する対処がほぼすべてを占めています。
2024年度は中国軍機による初の領空侵犯が行われたほか、ロシア軍機によって1日3回の領空侵犯も確認されました。ロシア軍機の領空侵犯に対しては、初めてフレアによる警告も行われました。
中国軍の無人機の飛来も相次ぎ、2024年度は30機と、過去最多だった2022年の10機に比べ、3倍になっています。
吉田統合幕僚長は「中ロの連携に対しても、強い関心を持って注視をしている」と警戒感を示しました。
全体で704回の発進だったが「部隊別では那覇基地に司令部を置く南西航空方面隊が411回で、全体の58%を占めるなど突出していた」そうだ(参考)。
また、「中国の無人機が30機(推定を含む)確認されたと発表した。中国は台湾への軍事的な威圧などを念頭に、日本の南西諸島周辺で無人機による活動を活発化させているとみられ、日本最西端の与那国島(沖縄県)と台湾の間を飛行することが多かった」という(参考)。
自衛隊が進める「南西シフト」がどれほど重要かよく解る数字だ。沖縄県知事は自衛隊の南西シフトに懸念を示しているが、数字を見て理解して欲しい。
また、対中外交について、スクランブル発進のほかに尖閣への連日の嫌がらせが続いている。こういった状況をしっかり踏まえた外交をしていただきたい。
ネットの反応




