
立憲民主党の枝野さん「減税ポピュリズムに走りたいなら、別の党を作ってください」と減税派を大牽制!
増税派のイメージが定着してしまった立憲民主党。執行部をみれば誰もが増税派と思っても無理はない。
執行部は必至に増税派のイメージを払拭しようとしているが、創業者で元代表の枝野さんが驚く発言をした。さいたま市内での行った自身の支持者との会合で「減税ポピュリズムに走りたいなら、別の党を作ってください」と言い放ったというのだ。
分裂の危機を迎える立憲民主党。この政党は政策よりも党内政局の方が重要のようだ。
枝野さん、まさかの発言!
野田さん、小川さんといった執行部が奮闘しても、一向に党勢拡大の兆しがない。そんな立憲民主党だが、創業者で元代表の枝野さんの驚きの発言を読売新聞が報じている。
枝野さんは消費税減税について「次の世代につけを回すことになる。選挙対策としても最悪だ」「減税ポピュリズムに走りたいなら、別の党を作ってください」と述べたと言うのだ。(参考)
(出典 衆議院)
立憲民主党では減税について勉強会が存在し、参院選の公約に盛り込もうと必死に動いている。それにも関わらず、枝野さんの発言は分裂を促しているようにしか聞えない。
それに、だ。忘れてはならないのが、枝野さんが代表を務めていた時に行われた、2021年の衆院選だ。
この衆院選での立憲民主党の公約についてNHKは次のように報じた。
公約では、長期化した新型コロナウイルスへの対応を強化するため、生活困窮者への現金給付や事業者支援を盛り込んだ30兆円以上の補正予算案を直ちに編成するとしています。
そして、アベノミクスなどで広がった格差を是正し「1億総中流社会」の復活を目指すとして、
消費税の税率を時限的に5%に引き下げるほか
当面、年収1000万円程度までの人の所得税を実質免除するとしています。
なんと、だ。時限的な消費税減税を掲げていたのだ。その後、消費税減税を掲げたことは間違いだったと語り(参考)、それが今、減税に走る党内勢力は“減税ポピュリズム”とレッテル貼り。
石破首相が、発言が変遷していると批判されているが、枝野さんほど変遷はしていない。枝野さんはご自身が過去に何を発していたのかお忘れなのか。
党の創業者に「別の党を作ってください」と言われてしまった立憲民主党減税派の面々。今後、割れるのか否か、党内政局に大注目だ。