
佐喜眞市長が玉城知事に「現実から逃げてはいけない」 県に普天間早期返還と辺野古移設推進の協力求めるも、玉城知事が普天間返還に理解を示すも、辺野古移設は反対で
宜野湾市の佐喜眞市長が沖縄県に普天間基地の早期返還や跡地利用の推進に協力を求めた。
佐喜眞市長は、玉城知事に辺野古移設の理解を求めたようだが、玉城知事は普天間基地の早期返還については同じ認識を示したが、辺野古施設には反対する考えを示した。
佐喜眞市長は「現実から逃げてはいけない」と迫ったという。
宜野湾市の佐喜眞市長は17日、沖縄県に対し普天間基地の早期返還や跡地利用の推進に協力を求めました。
沖縄県庁で玉城知事と面談した宜野湾市の佐喜眞市長は、名護市辺野古への移設が危険性除去の唯一の解決策であるとする政府の見解が示されているとして、現行計画の推進に協力を求めました。
佐喜眞 宜野湾市長:
代替施設建設に係る各種訴訟について、最高裁判決も含め司法判断が示されている以上、関係行政機関が同じ方向を向いて普天間飛行場の一日も早い閉鎖、返還と速やかな運用停止に向け取り組むことが肝要であると考えます要請に対し玉城知事は「普天間基地の返還が喫緊の課題であるとの認識は同じ」としたうえで、沖縄から現実的な基地負担の軽減を求めていくべきだとして、辺野古への移設に反対する考えを示しました。
面談では佐喜眞市長が日米合意の経緯に触れ、「現実から逃げてはいけない」と玉城知事に迫る場面もありました。
宜野湾市は近く上京し、政府にも直接要請する方針です。
佐喜眞市長が言う通り、玉城知事と県は現実逃避をしている。
2009年、民主党の鳩山政権が誕生。「最低でも県外」を訴えるも、県外移設は不可能との結論に達し、辺野古移設で決着がつく。
2013年に仲井眞知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設のための国の埋め立てを承認。
2014年に翁長氏が知事選で当選し、その後、翁長知事が承認を取り消し。国は撤回を要請。
2016年、裁判所の和解案に基づき政府と協議。7月、翁長知事が承認取り消しを撤回しないのは違法として国が提訴。9月16日、福岡高裁で辺野古移設に関して県の敗訴が確定。12月、最高裁で県の敗訴が確定。翁長知事が承認取り消しを取り消す。
その後も玉城知事になってからも、県は国に対して訴訟を起していたが、ことごとく敗訴。
確かに辺野古移設反対は玉城知事の公約かもしれないが、司法の判断がこれでも県知事が反対の姿勢でいるのは「現実逃避」でしかない。
イデオロギーが法を上回るのなら県知事から退いて頂きたい。