
立憲民主党の野田さん、自民党が公約で給付金を掲げるとの報道について「給付金でバラマキをするというやり方じゃありませんか」→立憲の公約の給付金は違うの???
終盤を迎えている国会で党首討論が行われた。都議選、参院選を前に有権者にアピールした思惑が透けて見えた野田さんだが、理解に苦しむ批判を展開していた。
自民党が公約に給付金を盛り込むとの報道を受けて、“バラマキ”と批判したのだ。
しかし、だ。先日発表された立憲民主党の公約には、“食卓おうえん給付金”という給付金が盛り込まれているのだ。
自民党の給付金は“バラマキ”、立憲民主党の給付金も同じ“バラマキ”ではないのか。相変わらずのダブルスタンダードは選挙を前にしても変わらないようだ。
党首討論でまさかお家芸発動??
有権者にアピールするため、見やすい時間帯に行われた党首討論。せっかくのアピールチャンスなのに、野田さんが理解に苦しむ批判を行なっていた。
自民党が給付金を公約に盛り込むのではないかという一部報道について、野田さんは「自民党、公明党は何か給付金をまた数万円単位、数兆円単位ですか?ということを公約に掲げるそうですけどね。そうした給付金でバラマキをするというやり方じゃありませんか」と言い放った。(参考)
この野田さんからの批判に石破首相は「給付金について、現在検討しているという事実はございません。」と応じていた。
(出典 衆議院インターネット審議中継)
給付金=バラマキとの印象を植え付けたかった野田さんだが、立憲民主党の公約はどうなるのか。
日本経済新聞が立憲民主党の公約要旨を報じており、その要旨の中には次のような記載がある。
減税実施までの短期的な措置として、国民1人当たり一律2万円の「食卓おうえん給付金」を支給する。中低所得者に対する税控除と給付を同時に行う「給付付き税額控除」の導入を目指す。
この“食卓おうえん給付金”とやらは、野田さんが石破首相を批判した“バラマキ”と一体何が違うのか。
有権者の視線からすれば、どちらも同じ給付金であり、野田さんの言葉を借りるなら“バラマキ”に変わりない。
野田さんにはぜひ、立憲民主党が公約で掲げる“食卓おうえん給付金”が“バラマキ”ではないことを説明してもらいたい。
説明ができないのであれば、批判したいがためのダブルスタンダードだ。
党首討論でも存在感がなかった野田さん。参院選も期待薄に違いない。