
海自護衛艦に続き英軍艦も台湾海峡を通過。4月には米海軍ミサイル駆逐艦が通過
海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が今月12日に台湾海峡を通過。
海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が今月12日に台湾海峡を通過していたことが分かった。複数の外交筋が19日明らかにした。台湾への軍事的圧力を強める中国をけん制する狙い。中国軍戦闘機による海自哨戒機への接近事案が7、8両日に発生した直後で、日中間の緊張が高まる懸念がある。たかなみは南シナ海に抜け、フィリピン海軍との合同軍事演習を実施した。海自艦の台湾海峡通過が判明するのは昨年9月、今年2月に続き3例目。
さらに英海軍の哨戒艦が18日に台湾海峡を通過。
台湾外交部(外務省)は19日、英海軍の哨戒艦「スペイ」が18日に台湾海峡を通過したと発表した。
外交部は「英国は改めて具体的行動で台湾海峡の航行の自由を守り、台湾海峡は国際水域だという断固とした立場を示した」として、「歓迎」を表明した。
AFP通信によると、英軍艦が台湾海峡を通過したのは2021年以来。中国は、米欧の軍艦が台湾海峡を通過するたびに反発している。
引用元 英軍艦が台湾海峡通過
4月には米海軍ミサイル駆逐艦が台湾海峡を通過していた。
いずれも台湾海峡における航行の自由を守るための活動だとした上で中国を牽制。良い動きだ。
中国人民解放軍は20日、英国の哨戒艦が18日に台湾海峡を航行したことを巡り、故意に混乱を生じさせ、台湾海峡の平和と安定を損ねたと非難した。(参考)
中国はかなり警戒しているようだが、よく言えたものだ。中谷防衛相は20日の記者会見で、中国海軍の空母「遼寧」と「山東」が、5月末から今月19日までの間に、2隻合計で約1000回にのぼる艦載戦闘機などの発着艦を繰り返していると明らかにしたということが報じられている。(参考)
また、『「山東」は、沖ノ鳥島周辺の日本のEEZ(排他的経済水域)を含む海域で、数日間にわたる艦載戦闘機の発着艦が確認されていて、計100回以上実施したことも明らかにした』とのことだが、これだけの威圧行為をしておいて盗人猛々しいにもほどがある。
目には目をではないが、可能なら他の友好国も台湾海峡に集結し、艦隊を組んで台湾海峡を通過して抑止力を見せつけて欲しい。