
公明党の参院選総括原案「党存亡の危機」⇒自民を上から目線でけん制している場合じゃないのでは?
石破首相の辞任表明を受け、公明党の斎藤代表が自民党の次期総裁について「保守中道路線の私たちの理念に合った方でなければ、連立政権を組むわけにいかない」と、上から目線の発言をしていたが、参院選の総括原案には「党存亡の危機」とあったという。
公明党の参院選総括原案が9日判明した。敗因として、自民党派閥裏金事件に関係した議員の推薦を挙げ「清廉な公明党のイメージを損なった」と言及。物価高対策で「野党の争点設定に後れを取った」と踏み込み「党の存亡の危機にあり、新しい局面をつくり出す党改革が不可欠だ」と結論づける方向だ。関係者が明らかにした。党は近く取りまとめる。
原案では、新興勢力が「失われた30年からの脱却」や「既存政治からの転換」など争点を明確化し、一定の共感を集めた、と認めた。その上で公明として争点形成力と発信力の両面に課題を抱えたまま、訴えが十分に有権者に届かなかったと指摘した。
色々敗因を模索しているようだが、公明党の低迷の最大の原因は共産党と同じ支持層の高齢化だ。それと親中イメージが根強いこと。安全保障や改憲など様々な場面で、公明党が自民党の足かせになっていると認識している国民が多いこと。これらも公明党低迷の大きな要因になっていると思う。
総括案では公明党は自民党に足を引っ張られたことにしたいようだが、自民党がこれだけ叩かれていても政党支持率は依然他党を圧倒している。
「「自民党」が27.9%、「立憲民主党」が5.0%、「日本維新の会」が3.6%、「国民民主党」が5.7%、「公明党」が3.1%、「参政党」が6.3%、「れいわ新選組」が1.7%、「共産党」が2.9%、「日本保守党」が1.8%、「社民党」が0.8%、「チームみらい」が0.4%、「特に支持している政党はない」が34.8%でした」(参考 NHK世論調査)
しかし、同じ与党の公明党は共産党とほぼ変わらない。所詮公明単独では野党の中に埋もれてしまうという現実をしっかり受け止めるべきだ。
自民総裁選を上から目線でけん制している場合ではないと思う。
ネットの反応
連立与党も長くなり上から目線で物を見る癖がついたようだが、自分達単体では下降線の泡沫レベルであることに目を背けているね。


