
安住幹事長の「きれい事」発言に玉木代表が反論「安全保障についてはきれいごとじゃありません」
首班指名選挙で野党一本化を目指す立憲民主党だが、政策を優先する国民民主党が一向に乗ってこないことから、安住幹事長が玉木代表に「理念は大事ですが、きれい事でごまかしているうちは、本当ではない」と苦言を呈した。しかし、玉木代表がこれに反論。
安住氏は14日の会見で、首相指名選挙の野党一本化をめぐり、安全保障やエネルギー政策など「基本政策の一致」を主張して、立民の呼び掛けに慎重な玉木氏に対し「自民党も立民も『数合わせ』をやっている。そんなことは、この世界にいたら当たり前だ」とした上で「理念は大事ですが、きれい事でごまかしているうちは、本当ではない」と苦言を呈し「立民は自民を上回るため、死に物狂いで票を集める。場合によっては、(148議席を持つ)立憲が野田佳彦代表を降ろしてでも、と言っている私たちの方が、はるかに本気だ」と述べていた。
番組MCの大下容子アナウンサーから、玉木氏の覚悟という点から、安住氏の発言への受け止めを問われた玉木氏は「安住先輩の言葉は重く受け止めます。おっしゃるとおりだと思います」とした上で、「第1党が自分の党首を書かずに、私たちのような小さな政党の党首でまとめたいというのは1つの覚悟だと思う」と述べた。
その上で「だからといって、きれいごとばかり言うな、というのはちょっと、お言葉を返すようですが、安全保障についてはきれいごとじゃありません」と、安住氏の「きれいごと」発言に強い調子で反論した。
「安全保障は、国民の命と財産を守り、1秒たりとも揺るぎが許されない政策テーマだ。ここを脇に置くことは、きれいごとではないと思っている。正面から今日の午後、野田代表とひざ詰めでお話をさせていただきたい」と述べた。
これはその通り。だが、きれいごとじゃないのは安全保障だけではない。エネルギー問題や経済対策など、重要な課題は山積みだ。そういった政策を一致させない連立など烏合の衆ですぐに霧散する。そうなったときに困るのは国民だ。
政局ばかり見て国民を見ていない立憲こそ猛省すべきだ。
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