立国維の3党首会談。冒頭で「安住幹事長は行儀が悪い」で一致?




立国維の3党首会談の冒頭で、立憲民主党の安住幹事長の「行儀が悪い」との見方で、3党首が一致したという。

国民民主党の玉木雄一郎代表が16日、日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に出演。15日の立憲民主党、日本維新の会との3党首会談について、会談冒頭で、立憲民主党の安住淳幹事長の「行儀が悪い」との見方で、3党首が一致した話題を明かし、雰囲気良く会談できたと明かした。

番組MCの元NHKアナウンサー武田真一から、3党首会談の雰囲気を問われた玉木氏は「いや、あの。雰囲気自体は良い感じでできました。いろいろまあ、共通する話題もあってね」とややフランクに切り出した。その話題とは、野党一本化をめぐり、率直で熱い発言を繰り返している立憲民主党の安住氏の話題で、玉木氏は「立憲の安住幹事長の態度が悪いっていうのは(3人とも)一致して」と告白。スタジオに笑いが広がった。

玉木氏は「野田さんも言ってましたね」と明かした後で「ごめんごめん、『態度』じゃなくて『行儀』が悪いと。これで会の冒頭で一致しまして、そんでまあ、いろいろ政策協議をしました」と語った。

安住氏は、首相指名をめぐる野党一本化をめぐり、国民民主党の玉木代表が立憲との野党一本化について、安全保障やエネルギーをめぐる基本政策の一致にこだわり、「政策曲げてまで数合わせするんだったら国民民主党はいらないんです」などと難色を示していることや、榛葉賀津也幹事長が「数合わせ」に否定的なコメントをしたことなどに率直な意見を続けている。「数合わせ」の指摘に安住氏は14日の記者会見で「ご指摘の通り、自民党にしてもうちにしても、数合わせやってんですよ。それだけです。そんなことはこの世界にいたらもう当たり前の事ですから。それをきれい事でごまかしてるうちはホントでないよってずって言ってんですよ、私は」と国民民主党に対して本音をぶちまけた。

さらに同会見で、フリーの横田一記者に「政策実現するんだったら政権を交代して、玉木代表も1つの選択肢だと思うが、それで政策実現するのが一番の近道では」と問われ「まあ、横田さん、それをぜひ、玉木に言ってください」と、呼び捨てで回答。すぐに「玉木代表は今ね、いろいろお考えになっておられるだろうから」と言い直したが、物議を醸していた。

玉木氏は番組で、このつかみの発言後、3党首会談について「いろいろ政策協議をしました。結論から言うと、なかなか折り合わなかったんですけど、真摯(しんし)な議論ができた。始まる前と比べて距離は縮まったのか、広がったのかというと縮まった」と、会談の成果を評価。「安全保障政策とかね、国家国民を守るということはきちんと合わせないとやっぱりいざになっても、ばらけてしまったり、大切な安全保障で連立の方針が違ってしまうと国会の審議にも耐えられませんし、アメリカとの関係とかね、他国との関係ですから、こういったところをしっかり固めていこうと。政策本位で、しっかりやるなら、政策をしっかり合わせていこうと」という話があったと明かした。今後について「継続協議になって、もう1回幹事長レベル、国対委員長レベルにおろして継続協議することにしました」と説明した。

引用元 国民・玉木雄一郎代表「立民の安住幹事長は行儀が悪い」野党3党首会談の最初の“一致点”を告白

これだと党の距離感は縮まったが、連立を見据えた政策協議は折り合わず、首班指名の一本化もまとまらず、一致したのは安住幹事長の行儀の悪さだけということになるが、その認識でいいのだろうか。

立憲民主党の歴代幹事長といえば、福山哲郎氏、西村智奈美氏、岡田克也氏、小川淳也氏、そして今の安住幹事長と曲者ぞろい。

幹事長は他党との政策合意などの交渉事で中心的役割を担うことが多い。こうやって歴代幹事長の名前を並べると、立憲が野党をまとめられなかったのは、幹事長の人事に問題があったからではないだろうか。




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