
中国製のEⅤバスに遠隔操作の「キル・スイッチ」搭載の懸念 欧州で大騒ぎになる可能性も
中国製のEⅤバスに遠隔操作の「キル・スイッチ」搭載の懸念があるとして、欧州で大騒ぎになりそうだという。
中国製の電気バスに遠隔操作の「キル・スイッチ」搭載の懸念https://t.co/IzN8xajY4K
欧州では英国やフランス、北欧諸国などで同社製のバス計6000台以上が導入されており、騒ぎが拡大する恐れがある。
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 13, 2025
中国の大手バスメーカー「宇通」社製の電気バスについて、外部からシステムを遠隔操作してストップできる疑いがあるとして、バスを導入した欧州諸国の間で警戒が広がっている。欧州では英国やフランス、北欧諸国などで同社製のバス計6000台以上が導入されており、騒ぎが拡大する恐れがある。
遠隔操作をめぐる騒動は、ノルウェーの大手交通会社ルーターが自社で運行する宇通製の電気バスについて、「車載カメラの映像がインターネットに接続され、車内が監視可能になっていないか」「バスの制御システムが外部からアクセス可能になっていないか」-を解明するため試験を実施したのが発端だ。
ルーターが10月末に発表した試験結果では、カメラはネットに接続されていなかったものの、バッテリーや電源供給の制御システムがモバイル・ネットワークを通じて遠隔からアクセスできることが判明した。
これにより、制御システムが理論上、メーカーが遠隔操作でバスを停止させたり走行不能にさせたりする、いわゆる「キル・スイッチ」の役割を果たすことが可能になるとして、同社は遠隔操作をできなくする対策を取ることを決めたことを明らかにした。
以下ソースで
大阪・関西万博でも中国製のEⅤバスが導入されたが、不具合が多発して大きな問題となった。(参考)(参考)
遠隔操作と言えば、アメリカで中国製の太陽光発電システムの一部に不審な通信機器が搭載されていたことが明らかになり「通信機器を通じてシステムが遠隔操作された場合、送電網が不安定化し、広域の停電を引き起こす恐れがあるとみられている」と報じられた。(参考)
また、日本の国会では自民党の小野田氏が、議員会館で稼働しているロボット掃除機を調べたら衆院が中国メーカーで、参院は日本メーカーだが中国製だったと指摘。安全保障の観点を疑問視していた。(参考)
中国製EⅤバスに「キル・スイッチ」が搭載されているかどうか、今後の調査次第で大きな問題となるだろう。日本は低価格だからと、経費削減を理由にやたらと中国製を採用する傾向にあるが、少しは慎重になってもらいたい。


