
自民、斎藤代表選挙区に候補者擁立へ
自民党が公明党の斎藤代表の選挙区に候補者を立てる方針のようだ。
自民党の鈴木俊一幹事長は17日の会見で、公明党の斉藤鉄夫代表が現職となっている衆議院広島3区に、自民党として候補者を立てる方向を示した。
記者から「石橋さんを支部長に選任すれば、公明党の斎藤さんの立候補に関わらず、小選挙区の候補として擁立するお考えなのか?」と聞かれた鈴木幹事長は、「まさにそういう方向です。選挙区に候補者を立てないということは公明党と連立を組んでいてですね、連立を組んでるがゆえの選挙協力というであれば、候補者を立てずに公明党の候補者を応援するということです。今それがなくなった中で、広島3区について我が党が候補者を出しませんということはないんだと思います」と述べた。
そのうえで、「県連の方も石橋さんがいいと。早く支部長にしてくれというこういうことを言っているわけですので、いつ選挙区支部長にするのかとは状況見ながらやらなければいけませんが、基本的に広島3区で石橋さんが選挙区から立候補するという方向、これはその方向であります」と述べ、比例代表中国ブロックの石橋林太郎衆議院議員を広島3区に擁立する方向を示した。
広島3区は河井克行元法務大臣の地盤だったが、買収事件で逮捕され2021年に議員辞職。「政治とカネ」の問題の象徴選挙区として、その後は公明党の斉藤鉄夫代表が自公統一候補として小選挙区で当選し、自民党の現職がいない選挙区となっている。
上述しているように、広島3区は元々河合克行氏の地盤だった。
河合氏の逮捕後、2020年12月の自民党広島県連で行われた候補者選考では石橋氏を次期衆院選広島3区立候補予定者に選出していたが、翌年の3月の自公の協議により、斉藤代表が広島3区の与党統一候補として立候補することとなり、石橋氏は比例中国ブロックの上位で処遇されることが決定された。
「刺客」と言われているが、公明党が連立を離脱したのだから、自民党が候補者を立てるのは自然な流れ。しかし、元々は自民党が支持されていた選挙区だ。斎藤代表の小選挙区の当選がかなりピンチとなりそうだ。もしかしたら自公共倒れもあり得る。斎藤代表はおそらく比例重複を考えているだろう。
ネットの反応


