
中国の禁輸措置について、業者「そこまで困るということはない」
中国の日本産水産物禁輸に、ホタテ業者は「そこまで困るということはない」
■水産物禁輸巡りアメリカと中国が“口論”
一方、中国とアメリカとの間では場外乱闘が勃発。中国が日本産水産物の輸入を事実上停止するなか、駐日アメリカ大使がこんな投稿をしました。
ジョージ・グラス駐日米国大使のXから
「皆さんと思い出を共有しましょうか。中国政府が日本の水産物を禁輸中、我々はこんな感じでした」おととし全面禁輸が発令された際に、ホタテを食べる自身を投稿したものを引用し、中国を批判しました。
これには中国も皮肉で反撃。
呉江浩駐日中国大使のXから
「アメリカは実に『良き同盟国』だ。日本製品の輸入関税を勝手に引き上げたり、売れないコメやトウモロコシなどを日本に押し付けたりして、さまざまな搾取手段で盟友を支持している」■ホタテ業者は「困らない」
日本の水産物はどうなっていくのでしょうか。中国にホタテを輸出していた北海道の業者に話を聞いてみると…。
進風 桶矢妃さん
「そこまで困るということはない」「お得意様」相手に動揺は見られません。というのも…。
桶矢さん
「少しずつ国内の飲食店、居酒屋やレストランとかホテルに使っていただいているような状態で(ホタテを)動かしている」おととしの全面禁輸以降、中国に輸出していたおよそ9割のホタテを国内の飲食店に移行。今では安定してきているといいます。
年間の輸出国をみると、中国への輸出はおととし37.6%でしたが、去年は0になりました。アメリカや東南アジアなどへの販路を開拓・拡大しています。
輸出額も0.9%増加するなど、輸出の「脱・中国」が進んでいます。
桶矢さん
「アメリカとかそういった話、お問い合わせはいただいている。弊社としては国内の飲食店向けに出すホタテや他の海産物もそうだが、国内向けをどんどん増やしていけたら」一方で、中国と真逆の対応をしているのが台湾です。
台湾当局は21日、日本産の食品に義務付けていた証明書の提出などの輸入規制をすべて撤廃したと発表しました。
前回の禁輸措置で、日本は海外の販路を拡大しているし、記事の業者のように国内向けにシフトしている業者もいる。困るのは日本の水産物を食べれなくなる中国の方々。日本産乾燥ナマコやフカヒレは中国で大人気だという。
ネットの反応
また、台湾も日本の商品を買ってくれようとしてくれていて本当にありがたい。
中国依存、中国一択をしている業者は見習った方がいい。


