
ラサール石井氏の「スパイ法反対」発言に透ける、野党の致命的な安全保障観
5月19日の「スパイ防止法案」反対集会で、社民党副党首のラサール石井参院議員が「優秀なスパイは捕まらない、マヌケなスパイはいない」と発言し、波紋を広げている。しかし、この主張は国家の防衛義務を放棄する「思考停止の暴論」と言わざるを得ない。
崩壊している「法否定」の論理
石井氏の論理を置き換えれば、「プロの犯罪者は優秀だから、泥棒を取り締まる法律は不要」ということになってしまう。そもそも法整備の最大の目的は、検挙だけでなく強固な罰則による「抑止力」だ。日本だけが包括的なスパイ処罰法を持たない状態を放置すれば、世界中から「スパイ天国」と侮られ続けるのは明白である。
「お花畑」主義と防衛放棄の推奨
同氏は「平和な花畑を耕そう」とも訴えたが、近隣諸国が情報戦を仕掛けてくる現実は言葉だけで解決しない。防衛費増額を批判し、スパイ防止法を嘲笑する姿勢は、日本に「一切の盾も矛も持つな」と迫る「防衛放棄の推奨」に他ならない。
最初から「どうせ捕まらない」と匙を投げる議員に、国民の命を守る覚悟はあるのか。今回の発言は、現実の脅威から目を背け続ける社民党の「安全保障観の欠如」を改めて露呈した。


