
財務省衝撃、高市総理のシーリング見直し発言の重大さ
令和8年7月27日 高市総理の会見
『「政府の予算の作り方」を根本から改めます。
まず、平時から必要な施策については原則、「当初予算」で措置をします。「補正予算依存」から脱却することで、事業者や地方自治体の「予見可能性」を高めてまいります。
そして、国内民間設備投資や潜在成長率を大きく引き上げる措置を対象に「『豊かな日本』投資枠」を創設します。
この「投資枠」では、各府省が政策を提案する段階で、あらかじめ要求上限、いわゆる「シーリング」を設けません。
「将来の成長」や「国民の皆様の安全」に必要な新しい提案を入口で閉ざさないためでございます。
もちろん、提案された事業がそのまま全て予算化されるわけではありません。
予算編成プロセスで、「真に効果的な施策」に重点的に措置をします。
「前例がないからできない」ではなく、必要な施策であれば制度や前例の壁を越え、「実現への道を切り拓(ひら)く政府」へと変わります。
また、対象とする事業は「複数年度の計画に基づくもの」を基本とします。
合わせて、経済安全保障上特に重要な分野については、「特別会計」で「別枠管理」を行うこととし、複数年度で十分な財源を確保します。
こうした挑戦に取り組むのか、手をこまねいて未来への投資を先送りするのか。
高市内閣は、「挑戦すること」を選びます。』
と発言した。年始の解散総選挙に向けた会見でもシーリングを無くすことや複数年度にわたる事業予算の構造変化については触れているが、今回も触れたことで実現化することが確実となった。
シーリングというのは各省から予算計上する前に財務省が決める枠組みのことである。今まではこの枠組みからはみ出すことは許されなかったが、はみ出ても良いから必要な事業は計上するようにするということである。
そして、基本的に単年度ずつ予算を決めるという原則があったがこれも複数年度に渡るものは複数年度で予算枠を取るということになる。
民間ではもちろん当たり前に行われていることであるが、日本としては未知の領域である。
欧州ではMTBF(Medium-Term Budgetary Framework)、中期予算計画として3-5年計画の予算は一般的に取り入れられており、日本でもようやくとなる。これでまとまった投資も国家として行いやすくなる。
この変更は財務省の権力を大きく削ぎ落とすものとなる。シーリングという財務省の枠組みも無くなり、毎年予算について各省や議員が財務省から許可を取っていた手間が省かれることになるわけである。
合わせて歳出見直しも行われることとなる。惰性で毎年続いていた事業も無くなりやすくなるのである。各省OBが紐づいている外郭団体などは今頃ドキドキしていることだろう。
初年度からここまで大胆な改革を断行するとは驚きである。高市総理は初の女性総理というインパクトを打ち消すほどの実績を上げるのかもしれない。
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