
玉川徹氏「僕もバッシングが多い。どうすればいいですか」と被害者ぶる…原因が多すぎるからじゃないですか?
テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』に出演する玉川徹氏が、作家の林真理子氏に「僕もバッシングが多い。どうすればいいですか」とアドバイスを求めた場面が話題になった。林氏は「人はすぐに忘れる。きちんと仕事をして生きていけば認めてもらえる」「本物は残る」と答えたが、このやり取りを見て多くの人が感じたのは、「原因を直視せず被害者側に回っている」という違和感だったのではないか。
玉川氏がバッシングを受けるのには、複数の明確な理由がある。
第一に、公共の電波を使った一方的な偏向発言だ。政権批判や権力監視は報道の重要な役割だが、特定の方向に強く寄り、断定的な口調で意見を述べる場面が目立つ。視聴者層の一部が「公平性を欠いている」と感じるのは自然な反応である。
第二に、過去の事実誤認や「デマ」指摘の積み重ねがある。2022年の安倍元首相国葬をめぐる「菅前首相の弔辞に電通が入っている」との発言は事実でなく、出勤停止10日の懲戒処分を受けた。2020年の箕面の滝に関する発言も市から抗議を受け訂正・謝罪。高橋洋一氏への「国税を使って任命」との発言も誤りだった。コロナ関連の発言でも「煽りすぎ」「正確性に欠ける」との批判が繰り返されてきた。公共の電波でこうしたミスを重ねれば、信頼を損なうのは当然だ。
第三に、番組構造そのものの問題がある。放送法は政治的公平性を求め、意見が対立する問題では「できるだけ多くの角度から論点を明らかにする」ことを規定している。しかし同番組では玉川氏の主張に対する反対意見の識者が十分に登場せず、一方通行の主張が目立つケースが少なくない。これでは「番組全体が特定の方向に傾いている」との印象を強め、批判を増幅させる。番組側の人選・編集の責任は大きい。
これらの原因を棚に上げ、「僕も叩かれている」と被害者ぶる姿勢は、批判をさらに招く。一方的な発言をする以上、批判を受ける覚悟は必要だ。原因を直視し、事実確認を徹底し、多様な意見を番組に取り入れる努力をしない限り、「きちんと仕事をすれば認めてもらえる」という林氏の言葉も空転するだろう。
バッシングのすべてが正当とは限らない。しかし、原因が複数ある以上、「反省し改善すればいい」というシンプルな行動こそが、最も建設的な対応ではないか。
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