
中道改革連合は何だったのか… 「新たな形態」は1000万票と支援者への裏切りではないか?
中道改革連合は、結党からわずか7か月余りで事実上の解体へ向かっている。
公明出身議員は公明党へ戻り、立憲出身議員は新党を立ち上げる。中道改革連合は立憲系議員1人を残して当面存続するものの、残務処理後には解散や新党との合併を検討するという。これが小川淳也代表らの語っていた「新たな形態」「再起動」の実態なのだろうか。
2月の衆院選で中道改革連合は比例で約1000万票を得た。1000万人規模の有権者が「中道」と書いて託した選択肢が、わずか7か月でこの姿になったのである。
もちろん、政党が再編すること自体は政治の世界では珍しくない。しかし、問題はそこではない。中道改革連合を信じて票を投じた有権者や、党を支えた支持者を置き去りにしていないかということだ。
さらに、5~7月にはクラウドファンディングを実施し、約1万4700人から約1億1742万円を集めた。「皆さまと一緒に中道をつくる」と呼びかけて支援を求めたにもかかわらず、そのわずか数か月後に党が事実上の解体へ向かう。支援者からすれば、「自分たちの支援は何だったのか」と感じるのは当然ではないか。
これは、支持者への裏切りと思われても仕方がないのではないか。
政党交付金についても、なぜ1人を残して党を存続させるのか、その資金との関係を疑問視する声が出ている。クラファン資金についても、党が解体するなら支援金をどう扱うのかという疑問は当然だろう。もちろん、これだけで「交付金目当て」などと断定することはできない。だからこそ、党側には資金の使途や今後の扱いについて、徹底した説明が求められる。
「新たな形態」や「再起動」という言葉で、新しい器を作ることはできる。しかし、看板を替えれば、これまでの責任まで消えるわけではない。
なぜ中道改革連合は失敗したのか。約1000万票をどう総括するのか。支援者から託された資金をどう扱うのか。そして何より、中道を信じた有権者や支持者に、今回の解体をどう説明するのか。
新しい党を作る前に、まず果たすべき責任がある。
中道改革連合が失ったのは、議席だけではない。
有権者の票と、支援者の期待を政治家の都合で置き去りにするなら、失われるのは政治への信頼そのものではないだろうか。
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