
野党第一党が崩壊! 「自民一強」を招いた野党自壊、次に誰がかじを取るのか
衆院で野党第一党の位置にあった中道改革連合が、わずか半年余りで崩壊した。
これまで野党の中核を担ってきた勢力が、またしても分裂・再編に向かっている。
「自民一強」と言われる日本政治だが、本当に自民党が強すぎるのだろうか。むしろ、野党が自ら弱体化を繰り返しているのではないか。
かつては、自民党に次ぐ勢力を持つ立憲民主党が野党の中心を担っていた。しかし、その立憲が中道改革連合に合流し、今度はその中道自体が崩壊。結果として、これまで野党の中核だった勢力が、さらに細分化されることになった。
振り返れば、民主党政権の誕生とその後の崩壊、民主党から民進党、さらに立憲民主党や国民民主党などへの分裂・再編と、野党は長年にわたって離合集散を繰り返してきた。
もちろん、自民党にも問題がないわけではない。しかし、有権者からすれば、「自民党が嫌なら、誰に政権を任せるのか」が重要だ。
民主党政権を実際に経験した世代にとって、その記憶は簡単には消えない。だからこそ、その後の野党が過去を真摯に総括し、政権担当能力を高め、党勢を拡大していくのであれば、評価が変わる可能性もある。
ところが、現実には自民党への批判を繰り返す一方で、野党自身が分裂と再編を繰り返している。これでは「この人たちに政権を任せて大丈夫なのか」という有権者の不安を払拭するのは難しい。
そして、今回の中道改革連合の崩壊で、さらに深刻な問題が浮かび上がった。
これから衆院で野党のかじ取りをするのは、一体誰なのか。
これまでなら、野党第一党だった立憲が一定の役割を担うことができた。しかし、その立憲を中心とした勢力そのものが弱体化している。国民民主党など存在感を高めようとする政党もあるが、現時点で野党全体をまとめるほどの規模には至っていない。
「自民一強」を嘆く声は多い。しかし、自民党が強いから野党が勝てないのか。それとも、野党が自ら弱くなっているから自民党が勝ち続けているのか。
今回の中道改革連合の騒動は、後者の現実を改めて浮き彫りにしているのではないか。
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