中道、新党名は「民主改革の会」に⇒ 始まる前からイメージが悪い?




中道改革連合を離党する立憲民主党出身議員らが、新党名を「民主改革の会」とする方針を固めた。16日に正式発表する予定で、代表には小川淳也氏、幹事長には階猛氏が続投する方向だという。さらに新党の綱領は中道のものをベースに踏襲し、旧民主党の「民主中道」という理念も盛り込むとされている。

しかし、正式発足を前にして、早くも「また同じではないか」という印象を持たれても不思議ではない状況になっている。

最大の理由は、看板を変えても主要な顔ぶれと理念が大きく変わっていないことだ。

中道改革連合は今年1月に発足したものの、わずか8カ月ほどで立憲系と公明系に分かれることになった。その結果、立憲系議員が新党を立ち上げるわけだが、その代表と幹事長には中道の小川氏と階氏がそのまま就く。しかも綱領まで中道をベースにする。これでは「新党というより中道の続きなのではないか」という疑問が出るのも無理はない。

しかも党名に「民主」を復活させた。階氏によれば、「民主」は現職議員だけでなく総支部長らからも入れた方がよいとの意見があり、採用したという。さらに「民主中道」の理念まで加えるという。

もちろん、「民主」や「改革」という言葉そのものに問題があるわけではない。しかし、有権者から見れば、民主党、民進党、立憲民主党、そして中道と、政党の再編が繰り返されてきた系譜を思い起こす可能性がある。「また名前を変えたのか」と受け止められれば、新鮮さよりも既視感が先に立つ。

さらに、中道には清算手続きのため渡辺創氏1人が残り、立憲系20人が新党を結成する形になる。中道側は選挙費用などの清算が必要だと説明している。一方、新党側は政党交付金を受け取らないと明言しており、「交付金目当て」という批判を事実として扱うのは適切ではない。

結局、問題は党名そのものではない。

「民主改革の会」が本当に新しい政党なのか。それとも、わずか8カ月で行き詰まった中道の「看板替え」に見えてしまうのか。発足前から問われているのは、まさにその点だ。

新しい名前を掲げるだけでなく、なぜ中道が分裂したのか、何を反省し、何を変えるのか。そこを明確に説明できなければ、「民主改革」という看板とは裏腹に、始まる前から「また同じ」と思われてしまう可能性は否定できない。




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