
野田佳彦氏「受け皿づくりにもう一回チャレンジ」→党内から「外した方がいい」との声が出たのでは?…「もう大人しくしてくれ」と思う議員もいるのでは?
野田佳彦元首相が、旧民主党結成30年を振り返り、「私は2回、敗軍の将をやっている。受け皿づくりをどうするかということにもう一回チャレンジしたい」と語った。
政権交代可能な政治を目指すという野田氏の思いは理解できる。しかし、この発言を聞いて「また野田氏が前面に出るのか」と感じる人がいても不思議ではない。
というのも、直近の新党「民主改革の会」をめぐっては、デイリー新潮が9月18日、立憲民主党系のメンバーから新党幹部に「野田さんと安住さんは入れないほうがいいのでは」との意見が届けられていたと報じている。記事では、両氏を「戦犯」とみる声も紹介されている。
もちろん、これが党内全体の総意だとは言えない。実際、9月3日には小川淳也氏が野田氏らと面会し、立憲出身者の結束や政権の受け皿を目指すべきだとの意見も出ていたと報じられている。
それでも、新党結成をめぐって「野田氏と安住氏は外した方がいい」という声が出たこと自体は重い。
野田氏は元首相であり、民主党政権を経験した政治家である。その経験や肩書を尊重し、「名誉職的な立場なら」と考える議員がいたとしても不思議ではない。一方で、党の方向性や人事を左右する実権まで再び握ることについては、「もう大人しくしていてほしい」と感じる人が党内にいてもおかしくない……というのは、あくまで推測である。
問題は、野田氏個人だけではない。民主党、民進党、立憲民主党、中道改革連合と、野党はこれまで何度も「新しい受け皿」を作ってきた。しかし、器だけを変えても中身が変わらなければ、有権者の見方も簡単には変わらない。
「もう一回チャレンジ」するのであれば、必要なのは新しい看板を掲げることだけではない。これまで何がうまくいかなかったのかを検証し、政策を示し、政権を担った場合に何をするのかを具体的に語ることこそ重要である。
器をいくら変えても、中身が変わらなければ、有権者はそんなに馬鹿ではない。
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