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旭日旗は撤回、台湾国旗はそのまま? 大村知事率いるアジア大会組織委に「なぜ台湾だけ」の疑問




アジア大会をめぐり「旭日旗持ち込み禁止」が撤回されたのはいい。大会公式が「現場の誤った認識によるもの」と謝罪したことも当然である。

しかし、これで一件落着としていいのだろうか。

問題なのは、同じ掲示で「中華民国国旗」も持ち込み禁止とされていたことである。9月26日の野球・台湾対日本戦では、会場入口に旭日旗と中華民国国旗を示し、「上記の旗は持ち込めません」とする案内が掲示された。大会側は旭日旗について「持ち込み禁止の対象ではない」と認め、現場の誤認だったとして謝罪した。

ところが、台湾国旗については、なぜ禁止対象としたのかという説明がない。大会規則には「参加していない国の国旗を掲げること」を禁止する規定がある。では、チャイニーズ・タイペイとして正式に大会へ参加している台湾に対し、なぜ中華民国国旗まで禁止する必要があったのか。

しかも、その前日には「Taiwan」と書かれたタオルを掲げていた台湾人観客がスタッフに制止されたとの報道もある。単なる一度の掲示ミスなのか、それとも台湾に対して運営側が過剰に対応したのか、疑問が残る。

ここで松原仁氏の指摘がある。

まさに今回の問題を集約した指摘ではないか。「参加国以外の旗」というルールを掲げながら、台湾の国旗を禁止する。その運用に疑問を持つのは当然である。

そして批判されるべきなのは、現場だけではない。今回の大会を担う組織委員会の会長は愛知県の大村秀章知事である。もちろん、知事自身が現場でこの掲示を指示したという事実は確認されていない。しかし、組織委員会のトップである以上、「現場の誤認でした」で済ませるのではなく、なぜこのような誤認が起きたのか、そして台湾国旗については誰がどのような根拠で禁止したのかを説明する責任がある。

現時点で、中国側からの圧力や大会運営への介入があったと裏付ける事実は確認されていない。中国への「忖度」だったと断定することもできない。

だからこそ、組織委員会には説明してもらいたい。旭日旗は「現場の誤った認識」だった。それなら、台湾国旗はどうなのか。

台湾側の反発がさらに広がり、政府まで動くような事態になれば、単なる大会運営上のミスでは済まなくなる可能性もある。大村知事を含む組織委員会には、問題が大きくなる前に、台湾国旗を禁止した経緯を明確に説明することが求められる。




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