欧州のデモに期待を膨らませる左翼の誤解

欧州では各地でデモが起こっています。特にフランス、スペイン、ドイツでのデモが目立つようになってきました。

SNSや国際映像で左派コミュニティからデモが世界のトレンドになってると、キャッキャと色めきたつ反応が見えるので、日本との違いについて解説していきたいと思います。

①デモの理由が深刻過ぎて日本の左派程度の不満ではない

フランスでは高校が全国的に運営不能に陥ったことによるデモ、スペインでは住宅不足と住宅値上がり、セウタへの移民暴動がデモの要因です。ドイツでは兵役義務への反発、社会保障削減への反発です。ロシアや中国と通じているとされる極右政党AfDへの反発行動もあります。

日本とはどれも深刻さが違います。ドイツは共産主義と繋がった極右政党の台頭に対する反発という少し違った文脈にも注意が必要です。

各国、日本ほど公共サービスも安定していないので、平時から国民の不満が高いということもあるかもしれません。

②政治不信が強い
フランス、スペイン、ドイツの首脳に対する支持率は2割程度しかないのです。にもかかわらず、みなさん長いこと任期をこなしてるため不満が噴出しているわけです。

フランスのマクロン大統領とスペインのペドロサンチェス首相は既に10年近くの任期となっています。この二人は支持率10%台が続く厳しさです。

政府への信頼度もフランスとスペインは20%程度と非常に低い状況にあります。ドイツも30%台です。

一方で日本は政府への信頼度は50%程度あり、内閣支持率も60%程度あります。

日本の場合は個々の政治家に対する信頼度が低い傾向にあるのが特徴的ではあります。欧州の国と比較すると、日本は政府だけでなく警察や自衛隊などの組織への信頼度が高くなる傾向があります。

③ムスリム移民が極めて多い

各国のデモの大きな起因としてやはり移民問題が挙げられています。特にムスリム移民です。フランスの教育体制が崩壊した要因も、スペインの住宅不足も、ドイツのAfD台頭もムスリム移民の増加が根底にあります。

フランス、スペイン、ドイツではムスリム移民が人口の10%程度まで増加しました。日本はまだ0.4%です。

しかし、各国が労働力不足だからと移民を流入させた結果、治安悪化や公共機関への負荷が増大し崩壊しているわけで、日本もこの点は似通ってきており危うい状況ではあります。

欧州でデモが起きてるから日本でもこの流れがくると期待する方々はこれらの状況をみて、日本の安定感に一定の評価を見直してもらってもよいのでは?と思います。

日本でも物価高などが始まっており、油断してると一気にデモが拡大し、治安悪化へと繋がる事態になるともわからないので、注意は必要です。

政治へ絶えず注意を促し、暴走しないように監視する役割を国民が果たしていくことは世界共通の重要な仕事であると思います。

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