• HOME
  • その他
  • 【またメディアの事実誤認?】「確認不足」で済む問題なのか? 望月衣塑子氏が謝罪も、事実誤認と説明責任に疑問の声

【またメディアの事実誤認?】「確認不足」で済む問題なのか? 望月衣塑子氏が謝罪も、事実誤認と説明責任に疑問の声




東京新聞記者の望月衣塑子氏が10月28日、共著『常識なき世界を生き延びるために』(朝日新書)で、日本中学生新聞の川中だいじさんに関する事実誤認があったとして、Xで謝罪した。しかし、その謝罪をめぐっては、責任の取り方や説明のあり方に疑問の声が上がっている。

問題となったのは、川中さんの経験や発言に関する記述だ。川中さんによれば、周囲から「老害」と呼ばれた事実はなく、自身の発言が望月氏の息子の話として記されていたという。さらに、新聞の張り出しや日本中学生新聞の創刊経緯についても、事実と異なる記述があったと指摘している。

川中さんは10月17日に出版社へ連絡し、訂正を求めた。出版社が27日に訂正とお詫びを公表した後、望月氏も謝罪。「著者として、公表前に一つひとつの内容を十分に確認すべきでした」と述べた。

だが、こうした誤りを単なる「確認不足」で済ませてよいのだろうか。誤認部分は望月氏自身が対談で話した内容として書かれている。話した本人が著者である以上、ゲラ確認の不足を理由にする説明は的外れではないか、との批判もある。校正や体裁の確認と、発言内容の正確性は別問題であり、内容を把握している本人こそ責任を負うべきだからだ。

望月氏は、政治家や公的機関に厳しく説明責任を求めてきた記者である。だからこそ、自らの発信にも同じ基準を適用すべきではないか。

昨今、メディアによる事実誤認や不正確な情報発信が問題となる中、またしてもジャーナリストによる同様の問題が明らかになった。他者の誤りを厳しく追及する一方、自らの誤りを「確認不足」で片付けるような姿勢では、メディアへの信頼は失われるばかりである。

ジャーナリストの仕事は、事実を正確に伝えることだ。実在する人物の経験を扱うなら、なおさら慎重さが求められる。謝罪の言葉だけで終わらせず、誤りが生じた経緯を検証し、具体的な再発防止策を示すべきである。今回の問題を個人の確認不足だけで終わらせず、出版社も含めた検証と是正につなげることを求めたい。




この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!

💬 このニュースに関するXの反応・意見を見る

X(Twitter)でこの記事の投稿を見る(コメント・リポスト)