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「これが謝罪会見なのか?」同志社・八田理事長の受け答えに疑問、遺族の個人情報まで口外する失態




今年3月に発生した沖縄県辺野古沖のボート転覆事故をめぐり、学校法人同志社は10月30日、京都市内で記者会見を開いた。事故では同志社国際高校2年の武石知華さん(当時17歳)と船長が死亡し、17人が負傷している。

事故の経緯や学校側の安全管理、教育の中立性については、これまで多くの報道機関やSNSでも問題が指摘されてきた。今回、改めて注目したいのは、会見に臨んだ学校側の受け答えと、その態度である。

まず疑問なのが、八田英二理事長の答弁だ。教育の中立性について記者から質問されても、質問の趣旨に正面から答えず、説明がかみ合わない場面があった。記者から「きちんと質問に答えていただきたい」と促されるほどであり、これが謝罪会見なのかと疑問を抱かざるを得ない。

さらに問題なのが、会見中に遺族の個人情報に関わる内容を口にしてしまったことだ。遺族の了承を得ていたのかも問われるところであり、会見の場で不用意に口外するような情報ではない。指摘を受けて謝罪したというが、遺族への配慮が本当にあったのか疑わしくなる。

そもそも、事故から約7か月半が経過して、理事長が公の場で謝罪するのは今回が初めてである。遺族は、これまで十分な説明がなかったことに対し、「言いようのない違和感」を表明している。

八田理事長はガバナンス不全を認め、理事長を辞任する意向を示した。しかし、辞任すれば責任を果たしたことになるわけではない。

謝罪会見とは、形式的に頭を下げるための場ではない。遺族や社会から寄せられた疑問に正面から答え、誠実な姿勢を示すための場である。

それにもかかわらず、質問にかみ合わない答弁を繰り返し、遺族の個人情報まで口外する。これでは、謝罪の言葉そのものが空虚に聞こえてしまう。

同志社は、今回の会見で何を伝えたかったのか。亡くなった生徒と遺族に本当に向き合う気があるのなら、まずは自らの対応を真摯に振り返り、納得できる説明を尽くすべきである。




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