災害復旧を一段と加速させる安倍政権の補正予算!【自民・公明・維新が賛成したが、立憲民主党、国民民主党、共産党他が復興予算に反対!見かねた被災地の野党議員も政府案に賛成!!】
通常国会が開会し、さっそく令和元年度補正予算が衆議院本会議で採決され、自民・公明・維新の賛成多数をもって衆議院を通過し、1月30日には参議院本会議で可決・成立した。
成立した補正予算の規模は、総額は4兆4700億円だ。(参考)
そして注目すべきことがある。総額の半数以上の2兆3086億円は、災害からの復旧・復興と安全安心の確保に使われるものだ。
復興を一段と加速させる補正予算中身
昨年は、台風災害、豪雨災害が日本を襲い、多くの人が被災した。
その災害からの復興を一段と加速させるために安倍総理は、災害関係が半数以上を占める補正予算を編成した。
以下では、予算項目の中の主だったものを紹介していく。
1.自然災害からの復旧・復興の加速(6907億円)
台風・豪雨を災害によって多くの河川の堤防が決壊し、多大な被害を及ぼした。
公共土木施設等の災害復旧等事業に関して4859億円もの予算を補正予算では計上している。
昨年発生した台風災害、福島を見てみても、まだ約8000トンもの廃棄物が仮置きされている。(参考)
福島県ないに限ってみても、災害廃棄物は計56万トン。2021年4月に、この大量の災害廃棄物の処理完了を福島県は目指している。
この福島県の災害廃棄物の処理は、新潟県でも広域処理されている。
台風が去ったあと、メディアは取り上げないが、まだ被災地は災害の後遺症に苦しんでいる。
そこで、今回の補正予算には、災害等廃棄物の処理に、456億円が計上された。
2.防災・減災、国土強靭化の強力な推進(8557億円)
昨年の被災状況を受けて、今回の補正予算には、防災・減災、そして国土強靭化の予算も組み込まれた。
河川が氾濫したことを受けて、治水対策に2437億円を計上した。
台風19号では記録的な大雨により、多くの河川が氾濫した。
国土交通省によると、台風19号で堤防が決壊したのは、宮城、福島、長野など7県で64河川111カ所(17日午前5時時点)になった。毎日新聞の集計では、全国で77人が死亡し、16人が行方不明となっている。内閣府によると、16日時点で13都県の4252人が避難所に身を寄せている。
また内水浸水対策に673億円、台風によって電柱がなぎ倒され、復旧に時間を費やしたことを受け、無電柱化の推進に205億円を計上している。
そして、このほかにも、国民の安全・安心の確保に7621億円を計上している。
今回の補正予算に計上された額を見てみても、安倍総理が、被災地の復旧・復興、そして防災・減災、国土強靭化に注力していることがよくわかる。
注目すべき補正予算への各党の態度!立憲民主党、国民民主党、共産党他が復興予算に反対!見かねた被災地の野党議員は賛成!!
何度もいうが、この補正予算に計上された額の半数以上は、災害からの復旧・復興と安全・安心の確保だ。
しかし、この補正予算に賛成した政党・会派は、自民・公明・維新の3つだ。そして一方立憲民主党と国民民主党など、野合した統一会派は何と反対したのだ。(参考)そして、そうした野党の中から衆議院本会議2名、参議院本会議では3名造反者が出た。
造反した議員は、いずれも被災地選出の議員。
その造反議員の一人、篠原孝議員は、今回の補正予算について、記者団に下記のことを語った。
篠原氏は本会議後、衆院議員会館で記者団に「こんなに真摯(しんし)に政府が対応してくれたことはない。敬意を表している」と強調。
野党議員をして、「こんなに真摯(しんし)に政府が対応してくれたことはない。敬意を表している」と、ここまで言わしめる今回の補正予算。
反対至上主義の野合会派にも是々非々で、臨んでもらいたいものだ。
野党の補正予算の審議の段階でも、野党のその姿勢は伺い知ることができた。
立憲民主党のホームページに下記のタイトルのニュースが掲載されている。
【衆院予算委】2019年度補正予算案審議で川内議員、本多議員らが質問
この記事内に各議員が質問した内容が掲載されている。一部抜粋してみると、
(略)
川内議員は、(1)「桜を見る会」と公文書管理問題(2)大学入学共通テスト(3)障害の「害」の表記――等について取り上げ、安倍総理らの見解をただしました。
(略)
本多議員は、(1)補正予算への防衛費の計上(2)カジノ汚職(3)小泉環境大臣の政治資金問題――等について取り上げ、安倍総理らの見解をただしました。
(略)
記事は、質問内容の全容を明らかにするものではないため、当該議員が被災地について発言している可能性もある。
しかし、この立憲民主党の記事を読むと、立憲民主党は、被災地の復旧・復興等に対して関心がないように思える。
成立した補正予算。その中身を見れば、災害からの復旧・復興と安全・安心の確保に、安倍総理、現政権が重きを置いているのがわかる。
野党議員をしても「敬意を表している」と言わしめた今回の補正予算。しかし、立憲民主党らは、被災地のことは頭の片隅にもないのか。
被災地のことよりも、安倍総理を批判することに、重きを置く野党の存在価値は微塵もない。