中国政府&メディア「コロナ中国起源説は汚名!中国発ではない!」 → NHKや毎日新聞が歩調を合わせたかのような中国研究所の発表をそのまま報道する!!
ここ数日、一応、国内の鎮圧にめどがついてきた中国政府は、ついに国外での反撃に転じた。驚くべきことにコロナウイルスは中国起源ではないと官製メディアを使って訴えだしたのだ。これは情報戦の程を要して来ており、目下海外で大々的に展開し出している。
誰がどう見ても、少なくとも最も初期に大パンデミックを引き起こしたのは中国である。どのような顔で、このような厚顔無恥なことを言えるのか。恥知らずもいいところだ。
しかも、我国のNHKや毎日新聞が、これに歩調を合わせたかのような中国の研究所の発表をそのまま検証もせずに報じる有様。
NHKと毎日に新聞、中国の研究所の発表をそのまま垂れ流す。裏付け取材は?
3月5日、NHKは以下のように報じた。中国の公式発表をそのままである。
中国の研究チームは、新型コロナウイルスは、感染力に差がある2つの型に分類できるとする研究結果を発表しました。
中国の複数のメディアは、中国の研究チームが新型コロナウイルスについての研究結果を3日、中国の英字科学雑誌「国家科学評論」に発表したと伝えました。
それによりますと、研究チームが103例のウイルスの遺伝子を分析したところ、このうち101例が「L型」と「S型」の2つの型に分類できたということです。
「L型」はこのうち70%を占めて「S型」に比べて感染力が強く、「S型」は遺伝子の特徴がコウモリから検出されたウイルスに近く、「L型」より古い型とみられるとしています。
研究チームは地元メディアの取材に対し、「『L型』が、どうやって『S型』から進化したのかや、どちらのほうが毒性が強いのかはまだ分かっていない」としています。
重要なのは、彼らがL型とS型があり、SからLに進化したと主張していることだ。
他のメディアでは、このL型は武漢、S型は日本で流行しているとして、騒ぎ立てている。つまり、中国の責任転嫁、下手をすれば日本原因説に利用されかねない、きわめて都合の良い説なのだ。
そして、3月5日の毎日新聞も、コロナウイルスが二つの型があると報じている。NHKと同様に無料版で見れる範囲ではそのまま中国の発表を垂れ流している。
中国の研究者チームは、新型コロナウイルスは二つの型に分類でき、感染力に差があることが分かったと中国の英字科学誌「国家科学評論」に発表した。中国メディアが伝えた。
ウイルスのサンプル103例の遺伝子配列を調べ、うち101例を「L亜型」か「S亜型」に分類した。約70%がL型。(中略)
中国政府、反撃を開始!!自国が発生源ではないと無茶苦茶なフェイクニュースを垂れ流す!!
実は、この少し前、中国政府は、自国が発生源ではないという厚顔無恥の極みの主張を開始していた。自国のパンデミックを何とか抑え込めてきたところで、この責任転嫁は中国政府の主張の信頼を毀損するものだが、そんなことはおかまいなしらしい。
嘘も一万回いえば真実になるかと思っているのだろう。この経緯を韓国の朝鮮日報が詳しく報じている。こうした報道は我国メディアではほとんどない。韓国にも劣る国内メディアには絶望するしかない。
中国政府は新型コロナウイルスが中国で発生したとの主張について、「中国に被害を与えようとする別の意図がある」として、「断固反対する」と表明した。中国以外の地域にウイルスが拡散したことを受け、愛国主義傾向の公式メディア、専門家に続き、中国政府までもがウイルス中国起源論、中国責任論に大々的な反撃を始めた格好だ。
中国外務省の趙立堅副報道局長は4日の定例会見で、「根拠もなく、新型コロナウイルスを『中国ウイルス』と勝手に呼ぶことは、中国に伝染病生産国という汚名を着せようとするものだ」と主張した。
(中略)
趙副報道局長は(中略)「ウイルスをいかに抑え込むかに関心を寄せるべきで、地域に汚名を着せるような言葉は避けるべきだ」と主張。また、「中国の権威ある呼吸器疾患専門家、鐘南山・中国工程院院士も『ウイルスは先に中国で出現したが、起源が中国とは限らない』と述べている」と指摘した。趙副報道局長はウイルスの中国起源論を「情報ウイルス」「政治ウイルス」とも呼んだ。
あまりに無茶苦茶な陰謀論で、コメントのしようもない。そして、こうした厚顔無恥な姿勢は、先月から習近平主席がにおわせ、一斉に公式メディアが陰謀論を展開したと朝鮮日報は指摘する。
環球時報など中国の公式メディアは、先月末からウイルスの中国起源論を批判しており、中国の専門家もそれに同調した。習近平国家主席も2日、「全面的な計画を立て、ウイルスの起源と伝播経路を研究、分析すべきだ。ウイルスがどこから来て、どこに向かっているのか詳細に調査してもらいたい」と発言した。
中国国営新華社系の新華網は4日、「中国は世界に謝罪すべきだという論調が急浮上しているが、それはとんでもない」とし、「ウイルスの起源が他国である可能性もあり、米国、イタリアなどアジアとは関連がない国でも発生している。中国が謝罪する理由はない」とするソーシャルメディア上の投稿を紹介した。
北京日報のソーシャルメディアアカウントも「(20世紀初め)米国を起源とし、欧州で数多くの犠牲者を出したスペイン風邪について、米国も謝罪していない。我々が謝罪しなければならない根拠はない」と主張した。
まさに噴飯ものの主張だ。今更多言を必要としまい。あまりにも悪質な中国政府のデマゴーグに、NHKや毎日新聞は呼応しているのだ。
そして注視しているのは、毎日新聞等でのコメント欄だ。掲載直後からそれを肯定するような論調を形成しようとしている組織的と思われる書き込みが即座に大量に始まっている。これは日本国民としては非常に警戒をする必要がある。
やはり中国からチャイナウオッチでお金をもらい中国の新聞の焼き直しを絶えず報道している毎日新聞らしい対応だ。
このことを放置しておくと慰安婦問題や尖閣問題のような状況に国際的にはなりかねない。日本政府はこうしたことにならないようしっかりと対応してもらいたいものだ。