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新型コロナウイルスの危険と謎、そして我々が今行うべき対応に関して

今日は、素朴な疑問を元に、新型コロナウイルスに関して各国の対応の謎をみなさんと共有したい。

世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルス、この未知のウイルスは、この数ヶ月間、戦後初めての大きなダメージを世界中に与えたと言えよう。

その影響は経済的にも計り知れない影響を与え、多くの感染者とその死により、世界中に悲しみをもたらした。

また、そのウイルスの特性から様々な憶測がされている。それもこのウイルスの恐怖に拍車をかけていると言えよう。

そんなコロナウイルスだが、数字を精査していくといくつかの不可解な点が見受けられる。この点に関してみなさんに情報を改めて提供し、共有すると共に議論と理解を深めていきたいと思う。

4つの新型コロナウイルスにおける素朴な疑問

まず、いくつかの質問をご提示したいと思う。

1 新型コロナウイルスの恐怖は正確に何で図るべきか?
2 新型コロナウイルスの感染者は本当に多いと言えるのだろうか?
3 新型コロナウイルスの死者数は本当に多いと言えるのだろうか?
4 なぜ欧米の人はこのようにこの新型のウイルスに恐怖を感じるのか?

こう言った疑問が素朴に湧いている。

この点をみなさんと共有したい。

これはこのウイルスの脅威を軽んじるものではなく、正確に状況を把握し、必要以上に恐怖を感じることなく、政府や国際機関の導きに基づき国民に対応してもらいたいからである。

1 新型コロナウイルスの恐怖は何を基準に計るべきか?

日本は、感染者数の検査が少ないと当初批判された。でもこのことは本当に重要であろうか?というのは、病気の恐ろしさを図るのは感染者数ではなく、最終的には死者数だ。例えば、多くの人は風邪にかかる。多くの人は死なない。

しかし、数少ないがお亡くなりになる方もいる。でも我々は風邪を恐れたりはしない。それはこのように殆ど死ぬ可能性がないからだ。そして、コロナウイルスの場合は、感染者数と言っても無症状から軽症者が非常に多い。

であれば、感染者の何%が死んでいるのか?それは人口と比較するとどのくらいであるかということが重要だ。感染者数が確定できないとすると人口比はさらに重要ということになるだろう。

2 新型コロナウイルスの感染者は本当に多いと言えるのだろうか?

では、この点を数字で見てみた。

比較対象はインフルエンザ。シーズンはすでに確定している2018/19シーズン(新型コロナとは無縁である時期だ)患者発生状況で見てみたいと思う。

まず日本で見てみよう。

このことからわかるのが、インフルエンザ患者数を推計すると, 累積推計受診者数約1,200万人であった。その内死亡者は約3400人以上とされている。

これを改めて比較すると

感染者数 死亡者数 死亡率(感染者比) 死亡人数(人口100万人比)
インフルエンザ 1200万人 3400人 0.0283% 26.96人
新型コロナウイルス 3139人 77人 2.4530% 0.61人

※日本の人口は2019年9月現在1億2613万1千人の数値を使用

これを見ればわかるが、インフルエンザの方が比較にならない程、死者数も人口比の死亡人数も多い。

3 新型コロナウイルスの死者数は本当に多いと言えるのだろうか?

ここが重要なポイントだ。

必ずしも数字上では、この新型コロナウイルスが、大きな脅威であることは伺えない。まず感染者の死亡率は高く見えるが、感染者数が正しくない可能性もある。

であるならば、人口比の死亡率、この場合は人口100万人あたりの死亡者数で比較すると、インフルエンザの方がこの数字だけだと遥かに脅威であることになる。これだけでは、新型コロナがそれほど大きな被害を人類に与えているとは言えないだろう。

今最も死者を出しているイタリアのデータも見てみよう。

感染者数 死亡者数 死亡率(感染者比) 死亡人数(人口100万人比)
新型コロナウイルス 124,632人 15,362人 12.32359% 257.67人

※イタリアの人口は2019年9月現在5961万9千人の数値を使用

これだけ見ると痛ましい数字に感じるが、本当にそうであろうか?

この数字を別の見方で分析してみよう。

イタリアの平均寿命(2018年)は、82.8歳と世界7位である。ちなみに日本は84.2歳で世界1位である。

この数字から推測すると

59,619,000(人口)を82.8(平均寿命)であると推定年間死亡者数が計算される。

そうすると推定年間死亡者数は720,036人となる。

では、毎日何人死亡しているかを計算すると720,036人を365日で割ることになる。

そうすると毎日の推定平均死亡人数が算出される。

数字は約1,973人。

つまり毎日大体2,000人近い方が亡くなっているということになる。

冬は、さらになくなる人が一般的に多くなることから推測すると2,500人程度が毎日お亡くなりになっている可能性が高い。これは平時の際の人数である。

では、この新型コロナの数字を見てみよう。

2020年4月5日現在で15,362人の方が亡くなっている。

イタリアで猛威を奮出したのが2月からだとすると、現在までの日数は、65日である。

つまりこの間毎日約236人の方が亡くなっている。

では、これまでのイタリアでの死亡者の数字を改めて見てみよう。

イタリアで毎日亡くなっている人:2500人

新型コロナウイルスで毎日亡くなっている人:236人

ただ、新型コロナウイルスの死亡者はお年寄りが多いこと。また元々お年寄りがなくなる可能性があったことから推測すると、この236人の中で元々亡くなる方もいる可能性が高い。だとすると236人が丸々2,500人にオンされるわけではないだろう。

半分くらいがオンされるとすると通常の毎日の死亡者が2,500人であったのが、2,620人程になっていることが推測される。

この数字を見てみるとイタリア国内の死亡者が非常に多くなっているとは必ずしも言えないと言うことがわかる。

以上のことから結論を導き出すと

「新型コロナウイルスの脅威はインフルエンザよりあるとは必ずしも言えない。それは、感染者数・率、感染者の死亡率からみても数値が大きくないからだ。数値だけ見るとインフルエンザの方が遥かに脅威であることがわかる。」

ということになる。

4 なぜ欧米の人はこのようにこのウイルスに恐怖を感じるのか?

上記のデータから見ると、新型ウイルスをインフルエンザより脅威とする根拠は、数値上からは殆どないことになる。しかし、E Uでは各国が緊急事態宣言、それも戒厳令に近いものを出す程になっている。それはなぜなのだろうか?

一つの理由は、ワクチンも治療方法も確立されていないことだろう。

次は、日本人には馴染みがあまりないが、過去にあった様々な伝染病、ペスト、コレラ等々の経験がもたらすものだろう。

一方欧米人が、上記で論じてきたデータを検証していないわけがなく、この理由だけでは、今回の欧米の対応は理解できない。

とすると、この新型コロナウイルスの特徴に原因がある可能性もあるだろう。

富山大学名誉教授の白木公康氏の指摘によれば、

・COVID-19の臨床的特徴は,インフルエンザのような感冒症状に加えて,致死性の間質性肺炎・肺障害を発症する点にある
・80%が軽症で,残りは肺炎を合併し,14%が重症,5%が危機的で呼吸管理を必要とする患者で,死亡率は全体の2.3%
・SARSと同様に,50歳を超えると発症率・死亡率が上昇。

となっている。

また、実際に感染した方の手記を見ると、症状としてかなり苦しいことがわかる。

ただ、インフルエンザで亡くなる際の症状との比較ができないので、新型コロナの方が苦しいとは、現状では言い切れない。

また、死亡者が少ないのは事実で、結局インフルエンザより死なないのは事実なので、これから考えても、これだけで新型コロナがインフルエンザより脅威とは必ずしも言えないと言うことになる。

そうすると、欧米やロシアの対応は、疑問符がついてくる。

筆者としては、軽々に推測を書くべきではないとは思うものの、これ以外の強い理由があるとしか思えないのである。

各国の政府も日本政府もバカでない。経済を破壊し、人々の生活をこんなに理由なく苦しめる必要などない。下手したら政治家は、国民の激しい批判に晒される。と言うことは、やはりこれら以外の深い、簡単に言えない理由があると考えるのが筋であろう。

これは政府が現在まで発言しないとすると、決して今後も発言はないだろう。それほど重要なことが隠されている可能性があるのではないかと思ってしまう。

こうしたことからも、政府の方針を尊重し、皆で一丸となって対応するべき案件であると言うことだ。

そして、いたずらに恐れ、パニックになることなく、しっかりと政府の方針に従い協力し合い、このウイルスに立ち向かうことが今は必要なのだ。

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