小池百合子知事は、豊洲移転問題でも実務能力と決断力のなさを露呈していた!そして、一方その裏で呑気に政治資金パーティーを開催した過去
新型コロナウイルス対策で、血税9億円の自分が主役のCMを流すなど、パフォーマンスに躍起の小池百合子東京都知事。こんなCMにお金を流すのなら、都民のために使ってもらいたい。
選挙が近いので、メディアのためにお金を使った可能性も否めない。そしてさらにクズなのが、この広報の際に予算使用を自分の出演を条件にしたそうだ。どこまで性根が腐っているのだろうかこの知事は?
そのコロナウイルス対策を見守ってきたが、もはや問題点ばかりの都知事の対策を見過ごすわけにはいかない。
彼女は、国民、とりわけ有権者である都民に対し、自分が強いリーダーシップを発揮できるという印象を植え付けたいようだが、実際の小池都政は、そのような強いリーダーシップを発揮していたとは言い難い。彼女は元アナウンサーなので非常におしゃべりが上手だ。これに一部の都民が騙されつつあるのは、絶対に見過ごせない。
小池百合子都知事が混乱させた築地問題
小池氏の、今、喉から手が出るほど欲しい「強いリーダーシップ」という都民からの印象。
しかし、築地市場の移転問題を思い出してみれば、小池氏の二転三転ぶりと決断力のなさがよくわかる。
小池氏は、移転について、最初のころは次のように語っていた。
(略)
東京都中央卸売市場の移転問題について、小池百合子都知事が、「いったん豊洲新市場に移転し、将来的に築地市場に市場機能を持たせる再開発を進める」という方針を固めたことが、明らかとなった。
(略)
このように語ったのが2017年の6月。
また、小池氏は、「食のテーマパーク機能を有する新たな市場」を作るとも、今では一体どうなったのかと突っ込みたくなる発言もした。そして都議選では、小池氏の率いる「都民ファーストの会」が選挙で圧勝した。都議会の構成は今も変わらず、「都民ファーストの会」が都議会の第一党になっている。
そして、調子に乗って、衆院選に挑んだが、結果は大惨敗。しかしそれは当然だった。なぜなら手を組んだ相手は、「悪夢の民主党」の残党だったからだ。国民を舐めるんじゃない。
そして小池氏は方針を変えた。
(略)
「食のテーマパーク」構想は一気に進むかとも思われたが、その後の衆院選で自らが旗揚げした「希望の党」が惨敗したことで雲行きが変わることに……。同年11月には「食のテーマパークは一つの考え方」と一歩後退し、今年に入ってからは、国際会議場・展示場(MICE)として整備されることが明らかとなった。
(略)
まさに迷走だ。しかも、この構想ももはやどこかへ消えてしまった。いつもいつも何か発言や主張がどこかに行ってしまうのだ!
小池氏は、きっとこの築地問題が自身の悪印象になっているので、なかったことにしたいのだろう。
そのため、日本では実現不可能な「ロックダウン」なる言葉を用い、人々の不安を煽り、自身の新しい印象、つまり「強いリーダーシップ」を発揮できるというものを植え付けたかったのだ。
そんないつもは行動を変節される小池氏だが唯一、一貫していることがある。それは政治資金に関する悪どさだ。
都議会を混乱させた小池氏、パーティー(昼食会)を開催も、不評!?
築地問題で、自らの一貫性のなさとリーダーシップと知性の欠如を露見してしまった小池氏。しかし、そんな中、「予定通り」パーティー(昼食会)を開催していた。
このパーティー(昼食会)には批判の声が上がっていた。
(略)
このパーティに対しては都議会からもブーイングが出ている。都議会は2月20日から来年度予算案を審議する定例議会が始まったのだが、本予算の前に審議する「補正予算」をめぐって大モメになっているのだ。初日は流会寸前。知事の施政方針演説は11時間ずれ込み、翌日未明だった。そんな時にパーティなんてやっている場合か、ということだ。
(略)
批判は至極もっともだ。都議会を混乱させておいて呑気にパーティー(昼食会)を開催。
2019年2月19日の話であるから、このころから都知事二期目のための資金集めのためのパーティー(昼食会)であると思われる。
そんなパーティーについて、上田令子都議がツイートしていた。
財政委員への召喚を“知事与党”都ファに拒否させて行われた小池百合子知事政治資金パーティ。会費二万円で出されたカレーと多くの無辜なる皆様のご寄付で提供できる、えどがわ子ども食堂100円カレー?。
同じカレーでも、自分のための寄付を求めるものと子どものためにとの寄付によるものとは大違い pic.twitter.com/w9BN8eMsKm— 上田令子(東京都議/自由を守る会代表) (@uedareiko) February 19, 2019
このツイート内容が事実であれば、公務よりパーティーを優先したことになり、公人としての資質に疑問符が付く。
都知事選を前にして生じた新型コロナウイルス。小池氏にとっては都民に対して、自身をアピールする絶好の機会だ。そして自身のマイナスの印象を払拭する機会でもある。
しかし、やはり小池都知事には実務能力はない。そんなに人は急に変わらないのは皆さんも経験上ご存知だろう。
派手なパフォーマンスは得意だが、中身はなく、頭にあるのは政治資金の獲得ばかりなのだ。
都民の皆さんには、一時の小池劇場に惑わされず、優柔不断と都民を混乱に落とすだけの小池都政にしっかりと審判を下してもらいたい。