立民・福山幹事長、4月15日「世帯30万円給付ではなく、国民一人に10万円を!」 → 19日「30万円も配れ!!」と華麗な変節!!NHK番組で国民感情を利用し扇動を図る
安倍政権は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済支援対策として、国民一人当たり、一律10万円を給付することを決定した。
ご存知の通り、政府は10万円給付を決定する前は、収入が減って厳しい状況に置かれた減収世帯への30万円の現金給付を行なおうとしていた。
安倍総理の英断の背景には、国民の意見と与党内の意見があった。
日本の総人口は、2020年3月時点で1億2,595万人。単純計算で1人10万円の支給が行われるとして、約12.6兆円にもなる。
減収世帯の30万円給付の時は、住民税が非課税となる水準まで落ち込んだ低所得者世帯等を対象に現金給付は6兆円超を予定していた。
つまり、今回の給付は、当初予定していた予算の倍以上になる。
そんな安倍総理の英断に、狂犬のごとく何でも噛みついてくる立憲民主党の福山哲郎幹事長が、とんでもないことを言い出した。
福山氏、NHK番組で「30万円給付も維持を」「一律10万円と役割異なる」と扇動を図る。
国民としては、給付金が多ければ多いほど嬉しいことはない。そんな国民感情を揺さぶる発言を福山氏はNHKの討論番組で主張した。まさに大衆迎合だ。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は19日のNHK討論番組で、新型コロナウイルスの感染拡大に関し、政府が一律10万円の給付を決めたことで取り下げた困窮世帯への30万円給付も「維持すべきだ」と主張した。
福山氏は「30万円は収入が激減した世帯への給付だったはずだ。一律給付とは役割が全く異なる」と述べた。
国も打ち出の小槌を持っているわけではない。それに、中小企業やフリーランスなど個人事業者への支援もあるし、税金や社会保険の納付猶予の対策もある。他にも色々な感染症対策の予算もある。この先、予算は様々なところで必要となるだろう。
福山氏は、まがりなりにも東日本大震災時には与党であった経験があるはずで、そのことは重々承知しているはずだ。
わかっていながら、国民の気持ちを利用し、無理難題をたきつける。
実現不可能なことを政策として掲げるのは、「悪夢の民主党政権」時代と何一つ変わっていない。
それに、福山氏は給付金30万円を「愚策」と批判してきた。
福山氏、給付金30万円は「愚策」「すこぶる評判が悪いことの証左」とけなしていた。
「30万円給付も維持を」「一律10万円と役割異なる」と主張する福山氏だが、政府が10万円の一律給付を示す前には、30万円の給付を「愚策」と批判していた。
東京で昨日197人、今日166人感染。検査数が限られている中での数字である。検査数を増やせば、感染者はなお増える可能性が高い。緊急経済対策には、給付金30万円をはじめ批判が絶えない。「自粛と補償はセット」という声は増すばかり。今からでも遅くはない、愚策(経済対策)は改めるべき。
— 福山哲郎・立憲民主党(りっけん) (@fuku_tetsu) April 12, 2020
4月15日のツイートでも「30万円の給付金は評判が悪い」「一律10万円に組換えよ」と発信していた。
野党側が、ずっと求め続けていた迅速な一律10万円給付案について、与党の昨日は二階幹事長、今日は山口代表から言及があった。対象も曖昧、手続きも複雑な30万円給付案がすこぶる評判が悪いことの証左だ。緊急経済対策を組み替え、早く実現を。 https://t.co/CO8xsnye33
— 福山哲郎・立憲民主党(りっけん) (@fuku_tetsu) April 15, 2020
ご覧の通り、「手続きも複雑な30万円給付案がすこぶる評判が悪いことの証左だ。緊急経済対策を組み替え、早く実現を」と、30万円の給付から一律10万円に組み替えろと言っている。
一律10万円給付の後、減収世帯への30万円も、とは言っていない。
見事な変節だ。
なぜ、福山氏が変節したか?それは、政府が一律10万円を発表した途端、ワイドショーなどは街頭インタビューで「10万円では足りない」という声をしきりに取り上げ始めたことに関係している。
つまり、福山氏は、またしてもワイドショーに乗っかっただけなのだ。まさにワイドショー政治!
日本の一律10万円支給は海外と比べて安いのか?高いのか?
その国々で、状況は異なるので、目安として見てもらいたい。
上記にはないが、隣国韓国では、一世帯当たり最大約8万8000円を商品券や電子マネーで給付。
これを見ても政府の決定は海外と比べて見劣りすることはない。むしろ良い方だ。米国と比べれば、子だくさん世帯には福音だ。
この情報は福山氏も国会議員ならば当然知っているはずだ。知らないならばこの件に口をはさむなと言いたい。いや、情報弱者として議員バッジを外すべきだ。
まずは「10万円の給付で、国民一丸となってコロナに打ち勝ちましょう」となぜ言えないのか?
万が一、新型コロナウイルスの収束が長引き、第2弾・第3弾の支援が必要になってくるかもしれない。そのために早い段階から対策を講じることは必要かもしれない。
何度も言うが、国民は政府から支援されるのであれば、いくらもらっても嬉しいはず。実際、10万円の支給では足りない人もいるだろう。そんな人は生活支援相談などの公共機関で相談してもらいたい。
この給付金は、国民を飢えさせないことを目的にするものだ。
福山氏の主張は、まるで実現可能性がないもの。仮に実行するなら、それは、福山氏の夢の中だけにしていただきたい。
国難を政局利用するような福山氏は、「不要」そのものだ。