全ては都知事選のため!?五輪延期と重なる小池百合子都知事の新型コロナウイルスへのシフトチェンジ!!都政担当記者も批判!!お願いだからコロナ対応してください。
東京五輪の延期が決まって以降、テレビで小池百合子東京都知事を見ない日はない。
東京五輪・パラリンピックという小池氏自身の最高のパフォーマンスの場が失われた今、小池氏がパフォーマンスできる場は、「新型コロナウイルス対策」しかないのだ。
東京五輪・パラリンピックの延期が決まった3月24日夜以降、小池氏のご自分のパフォーマンスの場をやっと新型コロナウイルスへのシフトし、そうしたことが鮮明になってきた。
頭の中にあったのは東京五輪・パラリンピックのみ
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、ターニングポイントだったとされる3月20日からの三連休。
危機感を抱いていた自治体の長は、このタイミングで策を講じていた。その筆頭が大阪府の吉村知事だ。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、日本国内でも個人の行動を制限する動きが出てきた。大阪府と兵庫県は19日、両府県との間で20日からの3連休、両府県民に不要不急の往来を自粛するように呼びかけた。兵庫県内などでの感染者が増える中、行動制限で感染拡大の抑制を狙う。
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危機感もっていた吉村大阪府知事は、兵庫との往来を自粛するように求めていた。
しかし、一方の日本の首都を預かる小池氏、その3月の連休では「ステイ」していた。
その時、小池氏の様子を都政担当の記者が語っている。
「築地市場の移転見直しを撤回し、希望の党を立ち上げて大失敗してから、小池知事は、自分が開催都市の顔になる五輪のことしか頭にないようでした。
新型コロナウイルスの感染が広がっても、五輪は“中止も無観客もありえない”と言うだけで、コロナ対策には全然触れなかった。
いまでこそ“オーバーシュートの分かれ道”と繰り返していますが、感染拡大の分かれ道になると懸念された3月20日からの3連休前、厚労省クラスター対策班から“4月2~8日に患者が320人にまで増える可能性がある”という試算を受け取りながら、知事は無視していたのです」
そして、三連休明けに小池氏は動き出した。それが「オーバーシュート 重大局面」と極度に人々のパニックを煽った会見だった。
いわば、小池知事にとっては「命より五輪」だったはずが、一転したのは連休明けの3月23日だった。会見で、「オーバーシュートが発生するか否かの大変重要な分かれ目」と強調し、突如として「事態の今後の推移によっては、都市の封鎖、いわゆるロックダウンなど、強力な措置をとらざるを得ない状況が出てくる可能性があります」と述べた。
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東京五輪・パラリンピックの延期が決まり、都知事選への意識が強まったのだろう。それ以降の小池氏は、新型コロナウイルス対策を前面に出し、遅れを取り戻そうと躍起になっている。
頭の中が、東京五輪・パラリンピックで一色だった。それ故に、3月の連休に対して自粛要請を発することをしなかった小池氏が、東京五輪・パラリンピックの延期が決まった後、新型コロナウイルスに対して「立ち向かう都知事像」を演出していることは笑止千万。
小池氏は、今年の東京都知事選に出馬し、2期目を目指したいことのようだが、専門とする危機管理でも、このような有様だ。
小池氏の化けの皮が剥がれる前に、勇退したほうが、自身のイメージの危機管理としては最良だ。そして、お願いだから、中身のあるコロナ対応をお願いします。