小池都知事「自粛疲れは、まだ早い」と都民に説教!しかも、「危機管理は初動で全力」と言っていたのに、今更「スーパー入店制限します」と後手後手!しかも本当に制限するべきなのか?しかも仕事の人はどうするの?買い物難民ですか?
自称危機管理の専門家、東京都都知事の小池百合子氏。そんな小池氏が挑む新型コロナウイルス対策。しかし、東京五輪・パラリンピックの延期が決まるまで、何一つとして有効な対策を打つことができなかった。
そして新型コロナウイルス対策の遅れを取り戻すため、また後手後手の印象を払拭するために、「聴き心地」の良い言葉を連発し出している。
強いリーダーシップを発揮している印象を与えたい小池氏
東京五輪・パラリンピックの延期が決まった後、小池氏は、小池劇場の盛り上げに必死だ。時には、都民に向かい「ロックダウン」と煽り、時には、官邸に噛みつく。
小池氏は、官邸を訪問した際に、自身の「危機管理」について次のように語っていた。
危機管理の要諦というのは、最初に大きく構えて、そしてそこから状況がよくなるとそこから逆に緩和していく。様子を見てから広げるのではなくて、最初に広げてだんだん縮めていくというのが普通の危機管理ではないかと私はそのような考えを持っており、また、都民の皆様の命を守るためにはそういうコンセプトが必要なのだと言うことでこれまでも準備を重ねてきた訳でございます。都民の皆様方には、大変ご不便をおかけいたします。
引用元 小池百合子都知事「出来る対策は全て実施して欲しい」「最初に広げてだんだん縮めていくというのが普通の危機管理」…休業要請会見〈2〉
小池氏は、「最初に広げてだんだん縮めていくというのが普通の危機管理」と言っている。
ならば、スーパーに対して入店制限等の対策を講じるというが、対策として遅いのではないか。
東京都の小池百合子知事は22日夜、西村経済再生相と都内で会談後に報道陣の取材に応じ、外出自粛要請後に混雑した状況が続いている都内のスーパーについて、入店制限など都としての対策を23日にも公表する方針を明らかにした。小池氏は「地元の商店街ではスーパーに行く人が増えている。(利用)時間帯を分けたり、家族の中の1人を(入店の)代表にしたりするなどのルールを厳しめに設けることが必要だ」と述べた。
(略)
今さら、スーパーの対策を策定・公表するというのだ。スーパーが混むのは当初からわかり切っていたことではないのか。事実、小池氏が、できもしない「ロックダウン」の可能性に言及した後、スーパーに人が殺到し、商品のない棚が目立つことになった。(参考)
ロックダウンで人々の不安を煽れるだけ煽った小池氏。今回の入店制限等のルールの公表が「ロックダウン」発言後の二の舞にならないことを祈るのみだ。
また、名前や誕生日で分けるというが、仕事でその時間に買いに行けない人物はどうすればよいのか。
なお、市民からは小学校低学年が考えたような案と罵倒されている。
◎東京都のスーパー入店制限案
1.頭文字で入店時間を区切る
例)「ア行」の名字:午後2~3時
「カ行」の名字:午後3時~4時2.誕生月で入店時間を区切る
例)1月生まれ:午後2~3時
2月生まれ:午後3時~4時小学校低学年の学級会で決まった案を採用かな?? pic.twitter.com/cxW9WArCrN
— HARRY (@M2_1006) April 23, 2020
何様!?自分の後手後手対応を棚に上げて、「自粛疲れは、まだ早い」と説教
多くの国民は、政府の緊急事態宣言を受けて、不要不急の外出の自粛、そして7割、8割の人との接触機会の削減に努めている。
そんな中、小池氏は、「何様だ!」ととれる発言を記者会見で発していた。
東京都の小池百合子知事は17日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた外出自粛や休業の要請について「大きな繁華街の人の流れはかなり抑えられたと思う」として、引き続き協力を求めた。一方で「闘いは始まったばかりで『自粛疲れ』はまだ早いというのが現実だと思ってほしい」との認識も示した。
(略)
多くの国民が感じている「自粛疲れ」。それに対して「まだ早い」と断じたのだ。
大阪府吉村知事が動いた3月の連休。その連休に動かなかった小池氏。そんな小池氏に、多くの国民が「まだ早い」と言われる筋合いはない。
小池氏の無為無策の危機管理。
小池氏は、後手後手だった対応の責めをパフォーマンスで覆い隠そうとしている。
危機管理の専門家を自認するのであれば、なぜ、大阪府が動いたタイミングで動かなかったのか。それは頭の中が、東京五輪・パラリンピック一色だったからではないのか。
小池氏の対応をみれば、小池氏は、危機管理について語る資格は当然ない。