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小池百合子都知事が撒き散らした「ロックダウン(都市封鎖)」。訂正しなかった結果、未だに蔓延る「ロックダウン」

新型インフルエンザ等特措法に基づく「緊急事態宣言」が発出される前、国民の関心を大いに惹いていたのが「ロックダウン」だ。

諸外国の都市では、ロックダウンが実施された都市もあったことから、多くの国民が不安に思っていた。

しかし、新型インフルエンザ等特措法が想定していた「緊急事態宣言」は、海外で実施されているロックダウンとは質が異なる。というかロックダウン、都市封鎖は我が国では法律的に不可能なのだ。それにも関わらず、「ロックダウン」と声高に叫んだ小池氏は「緊急事態宣言」発出後も自らの過ちを認めていない。

小池氏の記者会見で発せられた「ロックダウン」

小池氏は3月23日の記者会見で「ロックダウン」の可能性に言及していた。

一方で、事態の今後の推移によりましては、都市の封鎖、いわゆるロックダウンなど、強力な措置をとらざるを得ない状況が出てくる可能性があります。そのことを何としても避けなければならない。そのためにも、引き続き、都民の皆様のご協力、さらに一層のご協力をよろしくお願いを申し上げて、私からのご報告とさせていただきます。

引用元 小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年3月23日)

この小池氏の発言を受けて、多くの国民・都民が不安を覚えたはずだ。

しかし、小池氏は、自身がした発言について、ころっと態度を一変させた。

それは緊急事態宣言が発出される前日の記者会見での発言を聞けば、一目瞭然だ。

ニューヨーク、ロンドン、パリなど、今メディアに報道されていますように、海外の諸都市では、都市封鎖、いわゆるロックダウンということが行われているわけではございますが、この東京におきましては、移動の制限など強制的にこの宣言によって行うということではありません。そして、人と人との接触をできる限り避けていただくというご趣旨を、ご理解いただいて、適切な行動をお願いするものであります。もう一度言います。都市封鎖という形はございません。

引用元 小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年4月6日)

小池氏は、自身の発言を忘れたのか。「ロックダウン」の可能性がないのは、法律を見れば明らかだ。

まさか法律の確認を怠ったわけではあるまい。

そんな小池氏は、自身が発した「ロックダウン」について明確な弁明をしていない。

その結果、未だに「ロックダウン」を求める声がネット上では散見される。

小池氏の罪:人々に不安を与え、かつ誤解を放置!

「ロックダウン」がないことについて、また小池氏の変節について、テレビでも批判の声が上がった。

(略)

フジテレビ系「バイキング」(午前11時55分)の司会者、坂上忍(52)が「会見を見て、ン?って思ったのは、ロックダウンって小池さんが言ったんでしょ」と疑問を提示。コメンテーターの岸博幸慶応大学大学院教授が「最初ロックダウンで大変になるかもしれないって世の人を驚かしたのは、まさに小池さん。それで皆、緊急事態宣言出たら大変だって思ってる中で、今回は(安倍晋三首相が緊急事態宣言を)出す直前になって、ロックダウンはありませんと。緊急事態宣言イコール、ロックダウンだみたいな印象になっちゃったのは残念な気がします」と応じた。

(略)

引用元 小池百合子都知事の「ロックダウンない」発言に異論続々 「その言葉で世の人を脅かしたのは小池さんなのに…」と岸博幸教授

岸教授のように、冷静に小池氏の行動を見ていた人は、冷静に小池氏の変節を受け止めている。この教授のように、他の出演者については、テレビに出演している以上、勉強してからの発言を求めたい。

ネット上では、未だに「ロックダウン」を求める人がちらほらといる。

小池氏の発した言葉によって、誤解をしたままの人がいる。

小池氏が振りまいた「ロックダウン」。いち早く、自身が発した言葉の撤回と謝罪をするべきだ。

小池氏は、自身の言葉で生じた誤解を、そのまま放置するつもりなのか。

政治家の武器の一つは、言葉だ。その言葉で不要に不安を煽った人物を政治家とは呼べない。

小池氏は、新型コロナウイルスの終息と同時に、都庁、そして政治の世界から身を引くべきだ。

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