煽動家の小池百合子氏。煽動に次ぐ煽動。いつまで煽動パフォーマンスを続ける気か
新型コロナウイルスを見事なまでに、自身のアピールに使っている人物がいる。
それが東京都知事の小池百合子氏だ。
小池氏は、都知事選を控え、自身のアピールを懸命にやっているが、その手法は煽動にほかならない。
混乱の原因は、煽動家小池氏によるもの。
小池氏が新型コロナウイルス関連で、最初に行った煽動は「感染爆発重大局面」「ロックダウン」発言だ。
この小池氏の発言によって、スーパーは、一時品薄状態になった。
「ロックダウンと聞いて、都市封鎖、首都封鎖になると想像した人たちも少なくなかったはずです。しかし、人権の保護を重視する日本の法制度ではそれは不可能です。緊急事態宣言=ロックダウンという誤解を生む発言でした」(前出・伊藤氏)
小池氏の発言は混乱を招き、スーパーなどで買い占めが起こった。
これも大きな間違いだったと言えるだろう。しかし、小池氏に近い代議士は、小池知事の計算のうちだったと言う。
「小池さんはロックダウンなどできっこないとわかっていてあえて言ったんです。危機を煽り、混乱状態を作り出すことで、対応がぬるい政府vs.現実を見据えた都知事という構図を演じてみせた」
本当に、国民・都民のことを考えている政治家・知事ならば、混乱を起こしたことに対して、普通は反省し、過ちを犯さないように、次の手を打つはずだ。
しかし、小池氏には、反省の「は」の字もなかった。
スーパー入店規制で、二度目の混乱
小池氏が、自身のアピールしか頭にないことが、より鮮明になったのが、スーパー入店規制だ。
小池氏は、一度目の混乱で何も学習することはなかった。
「3月の買い占めの時もそうでした。小池知事が思い付きで発言するたびに現場は大混乱します。本当に迷惑だ」
都内のスーパー関係者が、疲れ切った表情でこう話す。
23日夜、スーパーの商品棚から肉類やカップ麺、レトルト飯が姿を消した。東京都の小池知事が会見で「毎日の買い物を3日に1回程度に控えていただきたい」と呼びかけた直後のことだ。
スーパーの関係者が言っているように、小池氏の発言は思い付きとしか思えない。そしてそれが煽動なのだから、政治家としての資質があるとは、到底思えない。
自らの煽動を棚に上げての政府批判
緊急事態宣言が発出される前日の4月6日。小池氏は、会見で、都内の百貨店等に対して休業要請を行った。
翌日の7日に、政府が緊急事態宣言の発出を行う前日に、小池氏が会見する理由はただ一つ。
それは、自身のアピールだ。
(略)
「緊急事態宣言が7都府県に出されたのは4月7日でしたが、当初、安倍総理は宣言を出すことに積極的ではなかった。ところが、3月下旬の3連休前に手を打たず、感染を広げてしまった小池知事が、7月の知事選に向けて挽回しようと官邸に日参。宣言を出すよう執拗に求め、官邸側が折れたのです」
勢いづいた小池知事は先走って、総理が宣言を発令する前日にフライングで会見し、理美容店や百貨店にも休業要請すると言ってしまった。それを受けて百貨店などは、本来は必要なかった休業の準備をしてしまったため、いまも開けられないままである。
(略)
小池氏の発言が契機になった百貨店の営業自粛。その後、小池氏は、「社長と思っていたが、中間管理職だった」とわけのわからぬ発言をしていた。
緊急事態宣言の中身を確認することなく、自粛要請の範囲を先走って決め、混乱を招いた責任を微塵も感じていない。
新型コロナウイルスに乗じて、人々の不安を煽り、混乱を招く政治家が、日本の首都東京の知事でいて良い訳がない。
煽動によって自らの地位を守ろうとする小池氏には、一日も早く政治の舞台から降りてもらいたい。