無為無策の小池百合子東京都知事VS先手先手の鈴木直道北海道知事

新型コロナウイルス対策で、後手後手の代表格が、東京都知事の小池百合子氏だ。一方、先手先手の代表格の一人が北海道知事の鈴木直道氏だ。

両者の新型コロナウイルス対策を見てみると、小池氏の無策っぷりがより鮮明になる。

早急に道民の命を守ろうと行動した鈴木直道知事

鈴木氏は、東京都から夕張市に出向し、その後、夕張市長を務め、昨年2019年の北海道知事選挙に当選した全国最年少の知事だ。

そんな鈴木氏が、打ち出したのが北海道独自の緊急事態宣言だ。

北海道の鈴木直道知事は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、道民に対し「緊急事態宣言」を出した。今週末、飲食店やスポーツジムなど人が集まる場所への外出を控えるよう道民に呼び掛けている。自治体のトップが外出自粛を呼び掛けるのは異例。宣言に法的根拠はない。

宣言は「(感染の)状況はより深刻さを増している。命と健康を守るため、この週末は外出を控えてください」と要請、緊急事態は3月19日まで続くとしている。

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引用元 北海道民に外出自粛要請

一方、後手後手の代表格の小池氏が動き出したのは、3月の連休後だ。

新型コロナウイルス対策について東京都の小池百合子知事は、23日の記者会見で「感染の爆発的な増加を避けるためロックダウン(都市封鎖)など強力な措置を取らざるを得ない状況が出てくる可能性がある」と述べた。ネット上ではこれに反応し『東京封鎖』『ロックダウン』という言葉がツイッターのトレンド入り。さまざまな憶測や不安が飛び交った。

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引用元 『東京封鎖』『ロックダウン』新型コロナ対応の小池百合子知事会見で登場した言葉がトレンド入り「そんな映画みたいなこと本当に起きるの?」

後手後手に加えて、出来もしないことで、国民・都民の不安を煽ったのが小池氏だ。もはや、知事ではなく、煽動家を名乗った方がしっくりくるのではないか。

そして、2人の対応の違いが、新型コロナウイルスの感染者数の推移をみると如実にわかる。

新型コロナウイルス感染者数でみる、鈴木氏と小池氏との「違い」

対策を打ち出しても、成果として現れなければ無意味だ。

しかし、両者の対策ははっきりと、結果として現れた。

次が、感染者数の推移を表わしたグラフだ。

上のグラフが北海道、下のグラフが東京都だ。

もちろん、人口や地理的要件が大きく異なることを考慮しなければならない。しかし、鈴木氏が、緊急事態宣言を行った後、感染者数は減少している。そして、3月17日には感染者数ゼロを記録するまでになった。

北海道と札幌市は17日、同日午後6時時点で新型コロナウイルスの新たな感染者を確認していないことを明らかにした。道内の感染者ゼロはほぼ1カ月ぶりで、2月28日に鈴木直道知事が「緊急事態宣言」を出して以降初めて。

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引用元 北海道1カ月ぶり感染者ゼロ、緊急事態宣言後は初

しかし、一方の後手後手の代表格、小池氏はどうかというと、感染者数の増加に歯止めはかからず、安倍総理が決断した緊急事態宣言の効果を待たねば、感染者数が減少する方向にはいかなかった。

再度言うが、人口や地理的要件が異なるため、単純な比較はできない。しかし、小池氏の煽動的な発言の効果は皆無であった上、対応が遅かったことは否定できない。

小池氏は、新型コロナウイルスを利用して、都知事選での再選を目論んでいるようだが、今回の新型コロナウイルスの失策は、パフォーマンスでは覆い隠すことは到底、不可能だ。

小池氏には、自身の失策を認め、都知事から引退することを希望する。

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