無為無策!目標の病床も確保できない小池百合子都知事
緊急事態宣言が多くの都道府県で解除された。しかし、東京都や大阪府といった大都市、そしてその周辺の自治体の緊急事態宣言は継続中だ。
緊急事態宣言を出すきっかけになった東京都の小池百合子知事の無策っぷりが、今になっても改善されていない。
今になっても目標数値が達成されない。東京都の病床確保。
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される事態となった時、各自治体は、新型コロナウイルス感染者が治療を受けるための病床の確保が急務となった。
小池氏は4月2日の時点で、4000床の確保を目指していた。
東京都の小池百合子知事は2日、新型コロナウイルスに感染した入院患者を受け入れる病床を、同日時点で700床まで確保したと明らかにした。1日時点での入院者は約530人で、うち重症者は17人。現状では病床不足は起きていないが、都は4000床まで増やす目標を掲げている。
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4月のアタマの時点で、4000床の確保を掲げていた東京都。流石に5月に入り、4000床の確保を達成しているものと思っていた。
しかし、まだ、目標に掲げた病床数の確保は達成出来ていなかった。
東京都の小池百合子知事は11日、新型コロナウイルス感染者を受け入れる病床について、新たに1300床を確保できる見込みであることを明らかにした。「逼迫(ひっぱく)という言葉が当てはまるかは見方によるが、病床のキャパシティーは都として確保されている」と強調した。都庁内で記者団の取材に応じた。
都の確保目標は4000床だが、実際に用意できたのは2000床にとどまり、使用率は9割を超える。都は病床確保に加え、無症状の人や軽症者を対象とした宿泊施設療養への移行を急ぐ。
5月になっても達成できない病床の確保。小池氏は、不要不急の記者会見を開き、パフォーマンスに注力するのではなく、病床の確保に力を入れるべきだ。
目標も達成せず、パフォーマンスに明け暮れる小池氏。誰がどう見ても、都知事としての器ではない。
当初の目標を達成できない病床数。当然のことながら、厚労省から新型コロナウイルス感染者の治療に伴い、病床の逼迫が懸念されていた。
東京の病床数は逼迫?!一時は厚労省から指摘される事態になっていた。
小池氏が、何一つとして、新型コロナウイルス対策として、有効な対策、実効性のある対策を打っていないことは火を見るよりも明らかだ。
そして、小池氏の無策っぷりは、厚労省から指摘されることとなった。
厚生労働省は5月10日、新型コロナウイルス感染症の入院患者向けに、都道府県が1日時点で確保した医療機関のベッド数を公表した。東京、石川は80%以上が患者で埋まり、逼迫(ひっぱく)した状況となっている。北海道、群馬、富山、大阪、兵庫、福岡の6道府県も使用率が50%を超えており、余裕のない状況が続いている。
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東京都は「入院患者数にはホテルや自宅での療養者が多く含まれている」と説明。一方、厚労省の担当者は「自宅療養などとは別に、入院患者の数として東京都から報告を受けた」としている。
病床数の逼迫を指摘された東京都。
そして、東京都の説明と厚労省の説明が食い違っている。自身に対するネガティブなことに対して、真摯な説明をしない小池氏のことだ。この食い違いは、そのまま放置されることになるだろう。
小池氏は「気が緩む」として「出口戦略」という言葉を使わなかった。しかし、もっとも気が緩んでいるのは小池氏ではないのか。
つまり、新型コロナウイルス感染者が減少傾向になっているから、気が緩んで、病床確保が進んでいないのではないか。
病床確保という都民の命を守る上でも、最重要な課題も、小池氏が前回の都知事選で掲げた公約と同様に、不達成となりそうだ。
都知事としての資質がないことは、明らかであり、次の人に都知事の座を譲るべきだ。