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橋下徹氏、息子との議論で「今回の検察庁法改正案は粗すぎる」と法案を反対。しかし、「国民は直感で政治批判すればいい。直感で判断したことは、だいたいにおいて正しい」と粗いを通り越してお粗末な発言

昨今、検察庁法改正案をめぐっては、メディアやネット上で話題にならない日がない。

様々な憶測が飛び交い、色々な意見が出ているため、混乱している国民もいるだろう。

そんな中、元大阪府知事の橋下徹氏が、夕食での家族の会話を紹介する動画とTwitterを更新した。

「僕は役職延長は認めるが定年延長には反対。今回の検察庁法改正案は粗すぎる。」「結局今の検察庁法改正案に反対で一致」。何でも反対の野党並みの思考になった橋下氏。

橋下氏が夕食時に長男と議論を交わした音声を公表した。

橋下氏は検察庁法の改正案について家族で話し合ったことを明かし「我が家の夕食状況。僕は役職延長は認めるが定年延長には反対。長男はその後友人と議論して役職延長も定年延長も反対。結局今の検察庁法改正案に反対で一致。黒川さんの人事は解釈の余地は認めるも、黒川さん以外を内閣の意思として堂々と検事総長に任命すればいいと一致」とツイートした。

さらにツイッターで「65歳定年引上げに伴う役職定年制(役職延長)は組織運営上必要であったとしても、定年延長制によって一年ごとに内閣に職の運命を握られる検事総長を誕生させ得る今回の検察庁法改正案は粗すぎる。それと同時に定年前に検事総長ポストを検察内部で禅譲する今の慣行にも反対」と見解を示していた。

引用元 橋下徹氏、検察庁法の改正案を長男と議論したことを明かす「今の検察庁法改正案に反対で一致。今回の案は粗すぎる」

橋下氏のツイート

音声動画

検察庁改正案が粗すぎるといいながら、黒川氏以外を選べばいいと、恣意的な意見を述べている。黒川氏と法案が関係ない事は、橋下氏はお分かりになっているにも関わらずだ。いつもの鋭い分析はどこに行ってしまったのだろうか?

「定年延長制によって一年ごとに内閣に職の運命を握られる検事総長を誕生させ得る今回の検察庁法改正案は粗すぎる」という意見も、客観的というより、弁護士経験の持論だ。

全くどこが粗いのか具体的な説明がされていない。橋下氏の指摘こそ、粗すぎるのを越してお粗末なのではないか。

大阪市長時代の橋下氏。この時は国政への進出も期待したのだが。。。

これまで論客として、それなりにリスペクトしてきただけに、残念で仕方ない。

残念といえば、12日投稿された音声にも残念なのもがあった。

橋下氏、自分の子供に「政治について批判をするのは、直感でかめへんねん」⇒雑過ぎませんか?

橋下氏は、うちの子どもに話してみた「検察庁法改正案問題」で、検察庁法の改正について。芸能人とか著名人が『反対反対』って声上げて、すごい批判受けてるけど、どう思う?」と子供に問い掛けた。


音声内で子供が「中身を理解してから、つぶやいたほうが。。。」という反応に「それはアカンね」と子供の発言を遮り「政治について批判をするのは、直感でかめへんねん。普通の人は仕事してて調べへん。そんな暇ちゃうねんから。国民が直感で判断したことは、だいたいにおいて正しい」と子供たちに訴えた。

あまりにも雑過ぎる。お子さんの方がまともで立派だ。「中身を理解してから、つぶやいたほうが。。。」と述べている。こんなの当たり前だ。直感で構わないというのなら、真実はどうあれ感じたままに批判すればいいと言っているのと同じだ。

そしてそもそも直感が機能されている方は、大抵知識が豊富で物事を正しく理解していることが多い。だからこそ直感つまり「瞬間的な判断」ができるのだ。例えば、反日思想に扇動され、それが事実か調べもせずに、共感すればいいと同じことだ。しかも正しいそうだ。

今現在、その通りに動いているのが共産党支持者とれいわ新選組の信者たちだ。彼等は、共産党議員や山本太郎氏の発する言葉に、妄信的に従い、政権批判を繰り広げている。

批判するには、何が起こっていて、何が問題点とされているかを自分でしっかり調べる必要がある。その上での解釈は自由だ。賛成しようが反対しようが、自分なりに調べて、その上で判断したのだから。

しかし、橋下氏の言いようだと、人から聞いたことを、そのまま感じたままに動けと言っている。これでは、発信者が政府に否定的か肯定的かで意見がだいぶ変わってきてしまう。

ましてや、ワイドショーでデマや印象操作が流されたときの判断で批判したらそれも正しいのか?

弁護士時代からの橋下氏を見てきた身としては、橋下氏のキレキレのしっかりした反論意見を求めたいが、もう無理だろう。

政界から引退したのであるから、今後は、大人しく弁護士活動に専念して頂きたい。

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