小池氏、自分の失策は棚上げ??緊急事態宣言が解除された39県との違いは、後手後手の小池氏がいることだ!
緊急事態宣言が39県で解除された一方、残りの8都道府県では継続になった。39県での緊急事態宣言の解除を受け、東京都の小池百合子知事は、「都はもうふた頑張り」と発言した。
そもそも、当初から、東京都は、新型コロナウイルス対策に後手後手の対応だった。
緊急事態宣言、39県で解除、その一方、東京都等は継続に。
緊急事態宣言の延長が決定して以降、どの時点で緊急事態宣言が解除されるのか、解除されるのはどの地域なのかに注目が集まっていた。
そんな中、5月14日に安倍総理が、39県で、緊急事態宣言の解除を発表した。そのことを受けて小池氏は、報道陣の取材に応じた。
東京都の小池百合子知事(67)は14日夜、都庁で報道陣の取材に応じ、安倍晋三首相が緊急事態宣言に関して、39県で解除すると正式発表したことについて「残念ながら、都は入っていません。ましてや、昨日は感染者数が10人だったところ、今日になって30人。もうあと一頑張り、二頑張りしなくちゃいけない」と話した。
都としての今後の方針について「目指す新しい生活、新しい日常はどういうものなのか、明日にもお示ししたいと」と話し、15日の定例会見で発表すると明かした。
小池氏は、「もう一頑張り、二頑張り」と東京都が、緊急事態宣言の解除地域に含まれていないことについての感想を語っている。
しかし、時系列で考えてみれば、小池氏の対応が後手後手であったことが、緊急事態宣言が解除されなかったことの遠因ではないのか。まずは反省と釈明が本来必要だ。
五輪ファーストだった小池氏、新型コロナウイルス対策は二の次だった
東京都で新型コロナウイルスの感染者が見つかって以降、小池氏は、新型コロナウイルス対策に関して積極的な発言は控えていた。東京五輪・パラリンピックのことしか頭になかったためだ。
そんな小池氏が、新型コロナウイルス対策に関して、積極的な発言を始めたのは、東京五輪・パラリンピックの延期が決まってからだ。
いまでこそコロナに立ち向かう英雄気取りの小池知事だが、新型コロナ関連で最初に緊急記者会見を開いたのは3月23日。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会がIOCと電話会議で東京五輪の延期を検討することで合意した翌日のことだった。
政治アナリストの伊藤惇夫氏が語る。
「彼女はオリンピックの延期が決まるまでは何の具体的な手も打たず、コロナ問題については積極的な発言を控えていたのです」
(略)
「3月20~22日の3連休の最中の21日、小池氏は厚労省クラスター対策班から『4月2~8日に患者320人』と感染拡大の試算を受けとっていたのに公表しませんでした。3連休は好天に恵まれ、多くの人出があった。対応が遅れたせいで感染が拡大したという批判は免れません」(同・官邸スタッフ)
(略)
新型コロナウイルス対策に後手後手だった小池氏。小池氏が仮に、先手先手の新型コロナウイルス対策を取っていたら、状況は違ったのではないか。
後手後手の対応に終始している小池氏、どの面を下げて「もう一頑張り、もう二頑張り」と発言したのか。
先日は、自粛疲れに対して、小池氏は「まだ早い」とまで言い放った。
小池氏の発言を聞くと、後手後手の対応をしていたことに、微塵も反省していないようだ。
都民ファーストという偽りの看板が剥がれ、小池ファーストが露見した形だ。自身のことしか頭にない小池氏、そのような人物に首都東京の知事を任せるわけにはいかない。
小池氏も、自身のイメージを最優先にするのであれば、化けの皮がすべて剥がれ落ちる前に、都知事の座から身を引くべきだ。