米ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームが「無症状でのPCR検査は無意味」「感染1日目のPCR検査は100%陰性になる」との研究結果を発表!!安倍政権の正しさ、そして、玉川徹氏の主張が間違っており、有害と改めて証明!!
衝撃的なニュースがケアネットや毎日新聞によって報じられた。これまで新型コロナウイルスに関する多くの研究を発表してきた、米ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームが、「無症状の人間に、PCR検査をやっても意味がない」「感染1日目のPCR検査は100%陰性になる」という調査結果を発表したのだ。
そして、専門家会議委員で世界的権威の押谷仁・東北大学教授も無症状でのPCR検査が米国の混乱の原因と指摘した。
これはPCR検査のむやみな拡大が有害無益であり、「全国民にPCR検査をしろ!」「PCR検査は精度100%なのに、間違えるのは検査技師が悪い」という玉川氏の主張が完全に誹謗中傷であり、有害無益であることも証明された瞬間だ。
玉川氏は、そもそも専門家でもないのに色々勝手に決めつけていうこと自体が間違っている。ジャーナリストとしてどうかという人物だ。
米ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームが、「無症状でのPCR検査は無意味!!」「感染1日目のPCR検査は100%陰性になる」との研究結果を発表!!
Annals of Internal Medicine誌オンライン版2020年5月13日号に掲載された内容によれば、米ジョンズ・ホプキンズ大学のローレン・クシルカ氏などが7つの研究のプール解析を行ったところ、偽陰性率は感染1日目が100%、4日目が67%となったという。そして、感染5日目に発症し、感染8日目(発症3日後)が最も偽陰性率が低くなったという。(参考)
つまり、無症状の時や感染初期にPCR検査をやっても、本当は陽性なのに陰性だと出てしまうのである。つまり、無症状などの感染初期でやってもまったく意味がないどころか、逆に感染していないとして、感染者が野放しとなり、感染が拡大するのだ。この点はある意味インフルエンザとも似ている状況だ。
しかも、繰り返すが、感染1日目では、偽陰性率は100%なのだからPCR検査では判別不可能なのだ。感染していても100%感染していないと出てしまうのだ。発症する前日である感染4日目ですら67%で偽陰性、つまり感染していないと検査結果が出てしまうのだ。
これは全国民へのPCR検査という、玉川徹氏らの珍説が全くの間違いどころか有害無益だと示唆するものだ。そして、「PCR検査は精度100%なのに、検査技師が悪い」という玉川氏の主張が完全に間違っており、誹謗中傷であることも証明された。玉川氏は再度の謝罪が必要だ。
そして、専門家会議委員で世界的権威の押谷仁・東北大学教授もこのPCR検査の乱発が米国での感染爆発の背景にあると指摘しているのだ。
押谷仁・東北大学教授「無症状でのPCR検査が米国の混乱の原因」
専門家会議委員の押谷教授は、「外交」に掲載されたインタビューで、以下のように指摘している。このインタビューは、これまでの安倍政権の感染症対策の戦略の全体像を示しており、ぜひ全文もご覧いただきたい。
欧米人の感覚では自分が感染したかもしれないのに、すぐに検査してもらえない、宙ぶらりんの状態に置かれることは耐えがたく、許しがたいことなのかもしれません。
しかし、検査や診察への抑制的なアクセスはこのウイルスには必要な対策であり、そこを批判するのは、木を見て森を見ていないのです。
(中略)
米国は、(中略)拙速にPCR検査キットを承認したため、粗悪な製品が出回っていました。しかも、中国から報告されたPCRのプライマーは精度が低く、日本はすぐに使用を中止しましたが、米国は使い続けました。こうした要素が相まって、PCR検査の精度を下げ、混乱に拍車をかけたと考えられます。
つまり、押谷教授によれば、玉川徹氏らのようなPCR検査万能論は、木を見て森を見ていない、視野狭窄の主張なのだ。いかにPCR検査を全国民にやれだの、どんどんやれだのと言った主張が近視眼的で、全体を考えていない主張かよくわかるというものだ。
そして、押谷氏によれば、米国で感染爆発したのは、安易にPCR検査を連発したために、感染者を野に放ち、一方で、感染していない人間を病院に押し込んだためだというのだ。
また、押谷教授は、ウイルスの完全な根絶は不可能だと指摘する。
もしウイルスを完全に根絶したいならば、すべての日本国民に対して二週間、毎日PCR検査を受けさせて調べるしかありません。言うまでもなく、それは実現不可能ですし、PCR検査の感度による正確性の問題もあります。
まさにその通りだ。
慶応大学の細谷雄一教授もジョンズ・ホプキンズ大学の研究成果を引用し、「この研究結果で、PRC検査を大量に行うことで感染拡大を防止するということがあまり有効でないということがほぼ決着づいたと思います。」と指摘しているが、これで決着がついたと言えよう。(参考)
これらのことから言えるのは、安倍総理が採用した「クラスター対策」戦略が世界最先端の有効な取り組みだったということだ。そして、これを政府の説明不足もあるとはいえ、ボロクソに批判していた、玉川徹氏や野党の主張が採用されておらず、よかったとしか言いようがない。
さて、ここでPCR検査のむやみな拡大をあおり、検査技師がミスするからPCR検査の精度は100%なのに誤判定が発生するなどと暴論を吐いてきた、玉川徹氏の責任問題を明らかにせねばならない。
モーニングショーの玉川徹氏は、大量虐殺が発生しかねない極めて危険な自説を何か月も、馬鹿の一つ覚えで繰り返し、さんざん世論を煽った。この責任は重大だ。玉川氏だけの辞職だけで済む問題とは思えず、テレビ朝日も同罪である。