「#検察庁法改正案に抗議します」に味を占めた立憲民主党議員。ツイートにハッシュタグを乱用して世論を扇動するも盛り上がらず。それどころか「#福山哲郎議員に抗議します」がトレンド1位という悲惨な事態に!
今やTwitterの意見は、注目を集めることになった。しかし、国会議員ともあろう立場の人物がTwitterのハッシュタグに基づき、論戦に挑む姿は滑稽でしかない。
つい最近、注目を集めたハッシュタグは、外国政府に世論工作の疑いが残るが「#検察庁法改正案に抗議します」だ。
このハッシュタグに味を占めた立憲民主党の議員達が、Twitterを投稿する際にやたらとハッシュタグを用い出した。
立憲民主党議員、「#検察庁法改正案に抗議します」というネットデモに参加し、世論を煽る
ハッシュタグを付けることによって、SNS内で共通の話題で盛り上がったり、他のユーザーがハッシュタグを検索することによって、自分の投稿を見てもらえるというのが、本来のハッシュタグの活用法だ。
これを逆手に取ったのが、今回の「#検察庁法改正案に抗議します」だ。立憲民主党の議員達もこれに同調し、次々と投稿にこのハッシュタグを用いた。
本日5月12日の昼に、内閣委員会・理事懇談会で「検察官の定年延長」を削除する「国家公務員法」の修正案概要を提示しました。 pic.twitter.com/AR4uZps5ko
— 枝野幸男 りっけん 立憲民主党 (@edanoyukio0531) May 12, 2020
検察官の中立性を守ってきたOBの方々の重たい意見です。#検察庁法改正案に抗議します https://t.co/Niqf14pTD2
— 福山哲郎・立憲民主党(りっけん) (@fuku_tetsu) May 14, 2020
この声も重い。
Twitterハッシュタグから広がった声、業界を問わずに見直しを求める声、今度は元検事総長と検察OBが意見書。
それでも政府与党は進めるのでしょうか。#検察庁法改正案に抗議します元検事総長らが定年延長に反対 法務省に意見書提出へ |https://t.co/0zXTu0pp6Y
— 蓮 舫 ・ 立 憲 民 主 党 ( り っ け ん ) (@renho_sha) May 14, 2020
ネットメディア編集者のふじいりょう氏は、この動きをネット発の「デモ」という見方をしている。
国会で審議中の検察庁法改正案を巡り、Twitterの一ユーザーがはじめたハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」が、「500万ツイート超え」として新聞などでも報じられ、ネット発の「デモ」という見方をする向きもある。
この見方で言うと、立憲民主党の議員たちは、デモに参加し、扇動したということになる。
このように、立憲民主党の最高幹部たちが、祭りに参加するようにハッシュタグを付けて、抗議運動に参加していた。
「#検察庁法改正案に抗議します」に味を占めた立憲民主党議員。ツイートに次々とハッシュタグを付けて世論を煽ぐ
これに味を占めて、その後も立憲民主党の議員たちは、ハッシュタグを付けて政府への抗議を煽ろうとしている。
立憲民主党の議員たちが、その後行ったのが「#検察庁法改正案の強行採決に反対します」だ。
5月16日㈯ #えだのボイス です。#検察庁法改正案の強行採決に反対します
与党は諦めていません。できる範囲で、与党議員への働きかけをお願いします。私たちも最後まで全力で頑張ります。感染症対策では、昨日も政府与野党協議会で積極提言しています。引き続き、できることは最大限協力します。 pic.twitter.com/3krKuYAUJo
— 枝野幸男 りっけん 立憲民主党 (@edanoyukio0531) May 16, 2020
宮台「M.ウェーバーは、政治家には市民よりも高潔な倫理が求められると言った。国民を守るためには法をも超えるのが政治家だが、政治家は法を守らなかった咎で血祭りあげられることを覚悟で振る舞うべきである。比較すると安倍さん?」 #検察庁法改正案の強行採決に反対します https://t.co/VJMjfC4PVg
— 福山哲郎・立憲民主党(りっけん) (@fuku_tetsu) May 16, 2020
衆議院の内閣委員会は、武田大臣の不信任案決議案の提出で、次回の期日を明言せずに散会となりました。法務委員会で議論すべき議題を、内閣委員会に無理やり移した結果です。政権の権力濫用を防ぐためにも、検察幹部のポスト留任基準は明らかにして欲しい。
— 参議院議員 田島まいこ (@maiko_tajima) May 15, 2020
「強行採決」と言っているが、審議を拒否したのは野党だ。
国家公務員の定年を65歳へと段階的に引き上げる関連法案は8日、衆院内閣委員会で質疑が行われ、実質審議入りした。ただ、関連法案に含まれる検察官の定年を63歳から65歳に延長する検察庁法改正案をめぐり、立憲民主、国民民主両党などが与党の対応に反発し、同日の審議を欠席した。
野党は、議論の場に立とうともしなかったために、審議には与党と日本維新の会のみが出席した。審議をしなかったわけではない。勝手に休んで、勝手に決められて後から駄々をこねる。子供でもしないことだ。
「#審議はサボったけれど検察庁法改正案の採決に反対します」というならまだ話は分かる。
この他にも立憲民主党の議員たちは、ハッシュタグを乱用して、挑発を繰り返す。
・菅直人氏
#安倍政権の支持率急落
毎日新聞の世論調査で安倍政権の支持率が27%に急落。自民党内でもポスト安倍の動きが本格化する。1年半を切った衆議院任期満了に向けて野党の共闘体制がしっかり組めるかどうか。私が民主党代表だった2003年、小沢自由党との合併を合意。それが2009年の政権交代につながった。— 菅直人(Naoto Kan) (@NaotoKan) May 23, 2020
#権力は頭から腐る
検察法改正問題で渦中の黒川検事長が、コロナ自粛の真っ最中、親しい新聞記者の自宅で賭けマージャン。余りにも常識外れのことで、唖然としている。安倍長期政権のおごりが周辺にも波及しているとしか思えない。権力は頭から腐る。— 菅直人(Naoto Kan) (@NaotoKan) May 21, 2020
・蓮舫氏
総理、中身を理解しているから各界から抗議の声が上がったのです。
そこに気付かずに何を民意だと思っておられるのか。
忖度官僚、今こそ、事実を伝えるべきでしょう。どんなに説明を受けても、政府判断による検察幹部人事は三権分立を壊します。
廃案しかありません。#検察庁法改正案を廃案に https://t.co/0u7x28ktxb
— 蓮 舫 ・ 立 憲 民 主 党 ( り っ け ん ) (@renho_sha) May 19, 2020
・逢坂誠二氏
早い時期から立国社は家賃対策の必要を唱え、4月28日に法案も提出。今回、政府案がやっと固まりつつありますが、1店舗でも複数店舗で補助上限額が同じ、今年の新規開業者は対象外などの課題があります。自民党の岸田政調会長と与野党協議を行なってこれら課題を克服したいと思います。#逢坂が来た pic.twitter.com/RF2zYvxc1y
— 逢坂誠二 立憲民主党(りっけん) (@seiji_ohsaka) May 20, 2020
・川田龍平氏
「種苗法改正」について、今国会では見送る方向で与野党が調整に入ったと、今朝の農業新聞が一面で報道しています。
無論国会のことなので
まだ最後までどうなるかは未知数ですが。#種苗法改正 #在来種保全・活用法案— 参議院議員 川田龍平(立憲民主党) (@KawadaOffice) May 20, 2020
・田島まいこ氏
現金給付の目的は、生活に困窮する学生を救う事であって、「日本に将来貢献するような有為な人材」を選ぶ事ではありません。その人材が、成績上位3割の留学生を意味するのでもない。文科省は大きな勘違いをしています。#文科省は外国人留学生全員に現金給付しろhttps://t.co/Kazmd5fw4M
— 参議院議員 田島まいこ (@maiko_tajima) May 21, 2020
逢坂氏の「#逢坂が来た」は意味不明だ。自分で、自分が来たなどとはナルシストなのか?それともNHKのダーウィンが来たでも見過ぎたのか?
菅氏のように安倍総理に個人攻撃をしたり、他3名のように法案に対して、ハッシュタグを用いたり、いずれも政府への批判に繋げている。
明らかに国民を扇動しようとしていることは明白だが、悲しいことにほとんど盛り上がっていない。ほとんどトレンドにもなっていない。
しかし、立憲民主党の戦略にとんでもないブーメランが返ってきた。
福山哲郎幹事長の国会質疑の態度に不満を持った国民が「#福山哲郎議員に抗議します」とツイートしトレンド1位に
「#検察庁法改正案に抗議します」のバックアップを受けて、福山哲郎氏は意気揚々と参議院予算委員会で質問を行ったが、それは尾身茂氏への侮辱と威圧だったのだ。
そして、それは国民の多くの反感を買った。
その言動と内容が、緊急事態の中で対応してくれている専門家に対して失礼で稚拙であるといったような批判の声があがる。
立憲民主党や福山幹事長のアカウントには批判の声が殺到していたようである。
動画も拡散され、「#福山哲郎議員に抗議します」というハッシュタグをつけたツイートが増え12日夜にはトレンドの1位となっていた。
引用元 Twitterでハッシュタグ「福山哲郎議員に抗議します」がトレンド1位に 「福山哲郎議員の辞職を求めます」もランクイン
もちろんこれは自民党議員による扇動ではない。純粋に福山氏の国会質疑の態度に不満を持った国民が立ち上げたものだ。
福山議員は、この抗議運動を受けて謝罪に追い込まれたが、その謝罪は単なる言い訳で謝罪には程遠かった。
このように、立憲民主党の議員たちは、トレンドに乗っかり政府を批判したり、SNSにやたらとハッシュタグを付けたりして、世論を扇動する。
これは、デモを扇動する活動家とまるで同じ手法である。まったく一般国民の支持を集めていないところもそっくりだ。
多くのデモには必ず黒幕がいる。かつての学生運動では、新左翼やそれと対立する日本共産党の影響が強かったが、現在は立憲民主党が、それになり替わろうとしているのだ。
立憲民主党が標榜する草の根民主主義。彼らにとっての草の根民主主義とは、まるでTwitterのハッシュタグを指しているようだ。現実の支持者が数%だからといって、これではあまりに悲しい。
街頭で訴えるのをあきらめ、ハッシュタグで政治をする立憲民主党。政治の劣化を代表する一例だ。