共同通信、平壌支局からの記事と動画を次々と報道!しかし記者名は不明。今、北朝鮮は封鎖中ですが誰が書いているの?まさか北朝鮮の人間が記事書いていませんよね??
6月19日、共同通信は極めて異常な記事を配信した。
共同通信は、特異なことに、2006年に設置した平壌支局を現在も維持している。これは商業報道機関では唯一である。その平壌支局からの記事が配信されたのだ。いったい誰が記事を書いたのか?
共同通信、平壌支局からの記事を報道!しかし記者名は不明。今、北朝鮮は封鎖中ですが誰が書いているの?
6月19日、共同通信は以下の記事を配信した。
【平壌共同】北朝鮮は19日、故金正日総書記が朝鮮労働党中央委員会で活動を始めたとされる日から56周年の記念日を迎えた。故金日成主席と金正日氏の銅像が立つ平壌中心部の「万寿台の丘」には朝から軍人や市民らが訪れて献花した。
(略)
ご丁寧なことに動画まで配信している。
また、6月25日には、「平壌の戦死者墓地で献花 「祖国解放戦争」70年」という記事も動画と文章で配信した。
朝鮮戦争勃発から70年を迎えた北朝鮮の首都平壌では25日、市民らが「参戦烈士墓」を訪れて献花し、戦死者らを追悼した。北朝鮮では朝鮮戦争は「祖国解放戦争」と呼ばれている。
参戦烈士墓は1953年7月の休戦協定調印から60年となった2013年に「戦勝60周年」を記念して整備され、金正恩朝鮮労働党委員長もたびたび訪れている。
いったいこれのどこに日本で報じる意味があるのか?これではまるで北朝鮮のプロパガンダ機関ではないか!!平壌放送をそのまま垂れ流していると言われても違和感はない。
そして、さらなる問題は、いったい誰がこの動画を撮影し、平壌支局で記事を執筆し、送り続けているかということだ。
北朝鮮は新型コロナウイルスでずっと封鎖中であり、おいそれと入国できるものではない。
この点に関し、貴重な北朝鮮国内の協力者からの映像をたびたび報道してきた、アジアプレス大阪オフィス代表の石丸次郎氏は、共同通信に対し、疑問を投げかけた。
共同通信に問いたい。↓ の【平壌共同】の記事、取材執筆したのは誰ですか? 「共同」のクレジットの写真を撮ったのは誰ですか? 今、コロナで国境封鎖している北朝鮮に共同の記者はいるんですか? https://t.co/yvRv9Jlj32
— Ishimaru Jiro (@ishimarujiro) June 19, 2020
また、石丸氏によれば、過去の動画も北朝鮮当局者が送り込んだ人間が撮影していたという。
テレ朝が共同通信の映像使っているが、共同の「平壌支局」からの配信映像は酷くて、北当局が派遣したカメラマンの取材多く、まるで「第2朝鮮中央通信」。共同には説明責任がある。
「核強国」我が将軍が切り開いた道と北朝鮮メディア(テレビ朝日 https://t.co/Op8f12HlYS @YahooNewsTopics— Ishimaru Jiro (@ishimarujiro) December 17, 2017
しかも常駐は許されていないという。
共同、AFP、APは、支局ありますが、皆通いで常駐許されていません。今、コロナ禍で1月後半から入れていないはずです。 https://t.co/41Z8PloyGW
— Ishimaru Jiro (@ishimarujiro) June 6, 2020
そうなると、この異常な記事も動画も、北朝鮮の人間が共同通信に送り付けた可能性が高いのである。石丸氏は、有名なリベラルだがフェアなジャーナリストだ。北朝鮮の体制とずっと戦い続けてきた勇気ある人物で、北朝鮮情勢の第一人者でもある。
その彼の複数の問いかけに対し、共同通信は沈黙したままだ。
石丸氏は、「ここまで落ちたか共同、と言わざるをえない。平壌発の記事だが、コロナで入国できていない共同はどうやって取材したんですか? 支局維持の対価として当局情報を配信せよと言われて受け入れた? 何度も指摘していますが、共同はきちんと説明すべき。」と指摘するが、まさにその通りだ。(参考)
ここまでくると、最近の共同通信の「誤報」は北朝鮮の指令だか、忖度しての行為なのかと勘繰りたくなる。
共同通信社は、いったい誰が平壌支局からの報道を取材し、記事を書いているのか明らかにすべきだ。もしそうでなければ、北朝鮮と結託する人道の敵メディアであり、即刻解散すべき組織となる。
公安の監視対象であるべき組織とも言えるだろう。国民も共同配信の情報は注意が必要だ。