ますます深刻化する尖閣諸島周辺の中国船の領海侵入。日本政府の抗議も「絶対に受け入れない」と、ついに牙を隠さなくなってきた中国。改憲はもはや急務であり、解散総選挙で一気に事態を動かすべきだ!!
尖閣諸島は、沖縄県石垣市に属する島で、日本が地籍を有している。第二次世界大戦以前は200名以上の住人が暮らしていたそうだ。(参考)
外務省のホームページには、かつては中国も尖閣諸島が日本の領土であったことを認めていたということが記述されている。
中国政府は、1895年の尖閣諸島の日本領への編入から、東シナ海に石油埋蔵の可能性が指摘され、尖閣諸島に注目が集まった1970年代に至るまで、実に約75年もの間、日本による尖閣諸島に対する有効な支配に対し、一切の異議を唱えませんでした。サンフランシスコ平和条約で尖閣諸島が日本の領土として確認されて米国の施政下に置かれ、その一部を米国が射爆撃場として使用しても、この間、尖閣諸島は、中国共産党の機関紙や中国の地図の中で、日本の領土として扱われてきました。
引用元 日本の領土をめぐる情勢
しかし、1971年12月、中国は外交部声明で公式に尖閣諸島の領有権を主張した。(参考)
それ以降、中国による尖閣諸島への接近は繰り返しあったが、このところの中国船の接続水域・領海への侵入は深刻化している。事態は予断を許さない状況になっているのだ。
尖閣諸島を国有地化してから、最長の84日連続の接続水域侵入
中国船の連日の接続水域侵入は84日となり、今月にも100日になろうとしている。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で6日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは84日連続。平成24年9月の尖閣諸島国有化以降で、最長の連続日数を更新した。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。
引用元 尖閣周辺に中国船 84日連続
このように中国は連日威嚇を繰り返している。
そして、最長を記録したのは日数だけではなかった。
中国船、39時間居座り続け、漁船を追尾。日本の抗議も「絶対に受け入れない」
中国船は日本の漁船を追尾しつつ、39時間も居座り続けたのだ。
沖縄・尖閣諸島沖で2日から領海侵入を続けていた中国海警局所属の公船「海警」2隻が5日午後5時45分ごろ、領海を出た。海上保安庁によると、2隻は2日夕に魚釣(うおつり)島沖で領海に入り、日本漁船に接近。海保は巡視船を漁船と中国公船の間に配備し退去警告を続けたが、2隻は漁船が大正島へ漁場を変えても後をついていき、移動中の3日夜~4日未明以外は領海内にいた。漁船が5日夕に領海を出ると、2隻もまもなく退去した。
中国公船が連続で領海内にいた時間は4~5日にかけて計約39時間で、海保によると、2012年9月の政府の尖閣国有化以降で最長となった。
日本政府は、中国船の領海侵入について厳重に抗議してきた。
菅義偉官房長官は3日の記者会見で「東京と北京双方の外交ルートで、局長、公使レベルで繰り返し厳重に抗議している」と述べた。中国外務省によると、同省の趙立堅副報道局長は、尖閣は中国固有の領土だとして、抗議は「絶対に受け入れない」と主張した。
これまで、中国は日本の抗議を無視してきたが、遂に「(抗議は)受け入れられない」と、反論してきた。
上記の一連の領海侵入と接続水域侵入は、中国の反論からして、遂に本格的に中国が牙をむいた。尖閣は緊急事態に入ったとみるべきだろう。中国外交部の発言からして、中国がいつ武力で尖閣を奪ってもおかしくない状況だ。
メディアはもっと危機感をもって国民にこのことを伝え、政府はあらゆる外交ルートを使ってこの中国の横暴を拒まなくてはならない。
日本の固有の領土を守るべく、政府・与党・国民一丸となって、中国政府に対して抗議の声をあげる時だ。そして、その代表に立てるのは、安倍政権だけだ。改憲はもはや急務であり、解散総選挙で一気に事態を動かすべきだ。逆にそうでもしないと戦争のような事態にもなりかねない状況なのである。
今こそ、戦争を避けるためにも改憲による抑止力強化が必要なのだ。