変節!2009年の石破さん「民主党議員が、胡錦涛と握手してもらい、嬉々としている光景は、滑稽を通り越して悲しい!」 → 2020年の石破さん「習主席に礼儀を尽くすべき!」胡錦涛がダメで、習近平はいいの?
自民党きっての変節漢と言えば、石破氏だが、彼の対中国の主張に関しても変節が明らかになった。
2009年時、時の国家主席と握手をして浮かれる民主党議員をさんざんにコケにしておきながら、今月になって「習近平主席に礼を尽くせ」などと珍説を述べ始めたのだ。
しかも、2009年の発言は、現在、石破氏が媚びている二階幹事長への嫌味にも聞こえかねない発言だ。
変節!2009年の石破さん「民主党議員が、胡錦涛と握手してもらい、嬉々としている光景は、滑稽を通り越して悲しい!」
2009年12月11日、石破さんは、140人もの小沢訪中団のみっともない有様について、以下のように批判した。
「長城計画」とやらで民主党議員が中国国家主席と握手してもらい、喜々としている光景は、高校生の修学旅行のようで、滑稽を通り越してなにやら悲しくなってくるような思いにさせられます。
彼らに一票を入れた有権者はあれをどう見ているのか。
「日本の議員なぞ、写真を撮ってやれば大喜び。御しやすいものだ」と思われているに違いない。今回同行しなかった民主党議員はまだ骨があるというべきなのかもしれません。
引用元 中国詣で、外交迷走
まさに正論だ!
我国の国会議員が、中国の国家主席と握手してもらい、喜々としている光景は、高校生の修学旅行のようで、滑稽を通り越してなにやら悲しいのであり、彼らに一票を入れた有権者はあれをどう見ているのか、という石破氏の指摘はもっともだ。
「日本の議員なぞ、写真を撮ってやれば大喜び。御しやすいものだ」と思われているに違いないという指摘もそうだ。
しかし、石破氏は不思議なことに2015年、2017年の二階氏の訪中団などには何も触れていないのだ。ダンマリである。
勿論、内容が何もない民主党の訪中団と二階氏のそれを同一視してはならないが、石破氏は、この件に大沈黙なのは矛盾していると批判されても仕方がない。
少なくとも、二階訪中団の意義や小沢訪中団との違いを述べるべきであろう。それは有権者への義務である。
しかし、石破氏が説明しなかったのは、それが無理だと自覚していたか、二階氏を本当は嫌っていたからであろう。要するに、今回の石破氏の二階氏への接近も権力欲からの一時的な利用にすぎない可能性が高いのだ。
2020年の石破さん「習主席に礼儀を尽くすべき!」と力説!どうして胡錦涛がダメで、習近平はいいの?
そして、それから11年後の2020年である。石破氏は、習主席に対し、「礼儀は礼儀として、きちんと尽くさねばならない」と発言した。
まったく意味不明だ。この人の政治姿勢に一貫性がないのは有名だが、ここまでくると裏切る一貫性があるのか?と思いたくなるほどひどい状況だ。2009年の理論でいけば、今、中国を世界中が人権問題を理由に包囲網が形成されつつある中、我国が「礼儀は礼儀として、きちんと尽くさねばならない」などとするのは、おかしいことになる。
習近平を国賓として招き、あろうことか、天皇陛下にもてなしさせるなど、あってはならない。それは国際社会から我国が中国に土下座し、人権感覚を失ったとみなされることだ。
何より、一票を入れた有権者が、それをどう見るのか、想像がつかないのか?
それとも、相手が胡錦涛ならばダメだが、習近平ならよいのか?もしそうなら、恐るべき親太子党ということになるが。
もしくはご自身の政治姿勢の好みが独裁者なのだろう。