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石破茂さん「中国に対し、言うべきは言う!(キリッ」 → 国会質問で香港、ウイグル、チベットへの言及は皆無、尖閣問題に触れたのは6年前…

7月9日、自民党の石破茂元幹事長は、「(中国に対し)礼儀は礼儀としてきちんと尽くさないといけない。その上で言うべきことは言うことが必要だ」などと主張した。

しかし、その石破氏は、中国に対して言うべきことを言っているのか。国会議事録などで検証してみたところ、確認した範囲では一度も国会質問で香港、ウイグル、チベット問題で言及していなかったのである。

しかも、石破氏が尖閣問題に触れたのは6年前が最後である。

このことは多くのメディアが全く触れないので、石破氏がこうした日和見の人物であることをしっかりと国民には伝えないといけない。心ある方は、ご友人、ご家族にしっかりと拡散願いたい次第である。

石破茂さん「中国に対し、言うべきは言う!(キリッ」

7月9日、石破氏は、石破派の集まりで以下のようにあいさつで発言を行い、テレビや新聞で多数報じられた。

党としてではなく、外交調査会として、外交部会として、中国国家主席の国賓としての来日中止を要請せざるを得ない、でしたっけ?そんな文言ではあったかと思います。

これについて侃々諤々いろんな議論があって、んー、新聞の書き方、テレビの報道の仕方、さまざまですが、これが今後の、好きとか嫌いとかそういう話ではなくて、日本と中国の関係にどういった影響を与えるかを、我々はよく考えねばいかんことだと思っています。

(中略)

我々民主国家として、礼儀は礼儀としてきちんと尽くさねばならない。

しかし、その上で、尖閣にしても、あるいは香港にしても、新疆ウイグルにしても、チベットにしても、いわゆる人権問題。あるいは、イギリスと中国の宣言は、国際条約なので、もう返還になったら無効だという話には国際法上はならないはずなんですが、んー、そうすると向こうは内政干渉だという話になるんでしょうが。

我々は、礼儀は礼儀として、言うべきことはきちんと言うことも今後必要なことではないかと思います。

引用元 https://www.youtube.com/watch?v=-dIi-k7dE_Y

習近平を国賓として招き、あくまでも礼儀を尽くせ、と主張する石破氏。

そして、「言うべきは言う!」と語った、石破氏。

しかし、彼は安倍総理に対する批判に匹敵する熱意で、中国のウイグル、チベット、香港の人権問題を公の場で批判をしたことがあるのだろうか。

そこで、我国でもっとも重い場所である、国会質問での石破氏の活動をチェックしてみた。

中国の人権問題を一度も発言していないのである。

石破さん、国会質問で香港、ウイグル、チベットへの言及は皆無、尖閣問題に触れたのは6年前…

国会議事録における石破氏の発言を、ウイグル、新疆、チベット、香港などで検索してみたが、これら中国の人権問題を批判するものは見つからなかった。

しかも、尖閣諸島問題でも同様だ。石破氏が国会で尖閣に言及したのは、2014年1月28日の衆院本会議が最後だが、なんと心許ないことか。

一方で、中国による尖閣諸島領域への侵入や、国際法の概念とは大きく異なる防空識別区の設定など、現状変更を試みる行動を抑止するために、我が国は、法整備と能力の向上を急がなくてはなりません。すきがあればつけ込まれるのは、国際社会の常識であります。

引用元 第186回国会 衆議院 本会議 第2号 平成26年1月28日

しかも、以下にあるように、安倍総理にぶつけただけだ。言っていることはもっともだが、中国への批判も非難もない。要するに見ているのは総理の席と、議員としてのライバルへの敵視だけ。

このように、少なくともここ5,6年の石破氏は、中国に対し、言うべきことを言っているとは言い難いのだ。それとも最近の石破氏にとって、もはやウイグルやチベットや香港は「言うべき」ことではなくなってしまったのか?

そもそも、石破氏の問題点は、「言うべきは言う」と言うばかりだということだ。安倍総理のように「やるべきをやる」ではない。いつもいつも口先だけ。そして、中国に対しては、その口先すらおぼつかないのである。

今や、西側諸国が一丸となって、中国の人権問題を批判している。石破氏は、「言うべきは言う」のであれば、中国大使館に抗議に行くぐらいやったらどうなのか。香港市民の亡命を助けたらどうなのか。

もう口先ばかりの政治家にはうんざりだ。

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