大崩壊の序曲!!山本太郎代表の盟友で創価学会員の野原ヨシマサ氏がれいわ新選組から離党!!
れいわ新選組が、政党要件を満たした参議院通常選挙から一年が経つ。その間、れいわ新選組代表の山本太郎氏が掲げた消費税廃止をめぐって、他の野党に所属する議員からも賛同の声が聞こえ、先日の東京都知事選では、山本氏を応援したいが為に、須藤元気参議院議員が立憲民主党を離党する事態に発展した。
しかし、野党内で台風の目になりつつあった山本氏だが、その党内の混迷っぷりが明らかになりつつある。迷走する熱帯低気圧になりつつあるのだ。
次期衆院選を見据える山本氏
次期衆院選で、野党の旗頭になりたい山本氏。そんな山本氏は、次期衆院選の野党共通政策として消費税減税を掲げるつもりだ。そして、衆院選では、小選挙区に候補者を100人程度擁立する構えを見せている。
山本氏は、今年2月に一次公認を発表している。
れいわ新選組は17日、次期衆院選小選挙区の1次公認7人を発表した。東京、埼玉、千葉の3都県7選挙区に擁立、うち2選挙区は立憲民主、国民民主両党の現職で比例復活した議員がいる。れいわは候補者調整の条件に消費税率5%への減税を共通政策とすることを主張しており、今後、他の野党の対応も注目だ。
元職2人は旧民主党で議席を得た経験があるなど、7人全員が国政・地方選挙の経験者。この日、党本部で記者会見した山本太郎代表は選考の理由について「熱意が本物かが重要」と主張する一方、「衆院選は熱意だけでは勝てない。腕におぼえがある、丁寧に地元とのやりとりを続けている方を選んだ」と述べた。
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衆院選に向けて意気込む山本氏だが、党内に不満が溜まっているようだ。
参院選に東京選挙区から立候補した野原氏が離党を宣言!
昨年の参院選に、立候補した野原善正氏。野原氏は、公示日の前日に比例に転出した山本氏に代わって東京選挙区で立候補した、いわば山本氏の盟友だ。
その野原氏は、参院選で落選後、次のように語っていた。
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野原氏は、山本代表が前回、当選した際に獲得した66万票を下回る、20万票台の得票にとどまったことに「東京には地盤もなく、太郎さんの基礎票も取れなかった」と肩を落とした。その上で「山口代表も切り崩せなかった。私の力不足」と肩を落とした。
山本氏は「ポテンシャルはある候補だが、こちらの準備も遅かった」と敗因を分析。さらに、野原氏が創価学会の改革を前面に押し出して戦いすぎたとして「敗因は創価を語りすぎたのもあるかも。バランスを考えたい」と語った。その上で「次もやってくれますか?」と衆院選での再挑戦を提案した。
野原氏は「はい。喜んでやります。後に引けない戦い。さいは投げられた。れいわの仲間達と力を合わせて頑張る」と衆院選での再挑戦を誓った。
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衆院選で、再挑戦を誓った野原氏。しかし、予想外の展開が待っていた。それが離党だ。
野原氏が離党の理由として挙げている党の組織構造、運営、党の規約。具体的に何を指しているのかは不明だが、規約を見てみると、出来立ての政党であるためか12条のみで構成されている。(参考)ちなみに同じ極左政党の立憲民主党の規約は48条で構成されている。(参考)
れいわ新選組の規約は、政務調査会や選対委員長に関する規定を置いておらず、組織として規定されているのは、代表、総会、事務局、総支部のみだ。ともなれば、大半のことは山本氏が独裁を敷くことができるということだ。これは指導者原理で何でもヒトラーが決済できた、ナチスそっくりの体制だ。
野原氏が、れいわ新選組に対して、具体的にどのような不満を持っていたかは明らかではないが、盟友とも思われた人物が離党とは、ただ事ではない。しかも、野原氏は現役の創価学会員で、公明党票を切り崩すための必殺兵器でもあったから、大打撃だ。
野党をまとめ上げることに注力しているれいわ新選組代表の山本氏。今すべきことは、党の運営の再建ではないのか。幹事長すらいない政党は終わっている。